「アルカトラズからの脱出」 1979年 108分
監督・製作・ドン・シーゲル
出演・クリント・イーストウッド
1960年1月18日の深夜、
l人の囚人フランク・モーリス(クリント・イーストウッド)が、
アルカトラズ島刑務所へ護送されてきた。
彼は、米国各州の刑務所で何度か脱走を企て、
あげくに脱走不可能といわれるこの刑務所に送り込まれたのだ。
問題囚ばかりが収容されているこの刑務所は、
冷酷な所長ウォーデン(パトリック・マクグーハン)の下で
厳重な警備体制がとられていた。
この警備の裏をかいて脱出が成功しても、
行手にはサンフランシスコ湾が横たわっている。
潮の流れが早く、冷水のため、泳ぎきるのは不可能に近い。
知能指数のきわめて高い新入りモーリスは、
特に所長に目をつけられ、部屋に呼ばれて警告を受ける。
その後、所長のデスクからツメ切りが
一個消えているのに気づく者はいなかった・・・・・・・。
(KINEMAより抜粋)
監督・ドン・シーゲルと主演クリント・イーストウッドの最後のコンビ作品
アルカトラズの監獄からの脱獄と云う
ほぼ不可能に近い事を淡々と描いている。
セリフも極端に少なくし、老朽化した独房の壁を
くすねて来た爪切りやスプーンで、少しづつ削ったり
雑誌を張り合わせて、紙粘土のようにして自分の人形を作ったり
倉庫から盗んできたレインコートで、救命具とゴムボートを作る。
これらのシーンは、本当に淡々とドラマティックな部分を排して
描いている。この行為の最中に見つかるじゃないかとか
気付かれるんじゃないかとかは、一切描かれていない。
それが不満と言えば不満だが、結構サスペンスが盛り上がる。
ラストも、成功とも不成功とも分からない描き方。
クリント・イーストウッド以外は、馴染みのある俳優も出ていないのも
リアリティをより強める結果になっている。
108分ーー息づまるような展開、これぞシーゲル印です。
今日は快晴。
昨日までの鬱な気分がどこかにいってしまった。
身体も頭も快調その物。
毎日こうだと良いなと、山の中の散歩をしながら
毎日が日曜日&毎日が森林浴を満喫出来ました。