「脱走山脈」 1968年・イギリス・101分
監督・マイケル・ウィナー、音楽・フランシス・レイ
出演・オリヴァー・リード、マイケル・J・ポーランド
アクション映画専門のマイケル・ウィナー監督の、
最高に楽しい戦争映画。
ドイツ軍の捕虜になったO・リードが、
ひょんな事から動物園の象の飼育係を任される。
爆撃が激しくなり、象の移動を命じられる。
残忍なドイツ兵の監視付きで飼育係のO・リードら4人と象が、
美しい田園の中をのんびりと歩く姿が、何ともユーモラスで楽しい。
成り行きでドイツ兵を殺してしまい、ここからがスイスへの脱走となる。脱走といっても象がいるので走る事も、
乗り物に乗ることも出来なければ、隠れるとなると大騒動。
おまけにトッチャン坊やのような、マイケル・J・ポーランドが
ゲリラになって神出鬼没の活躍?
このゲリラ足を引っ張ってばかりなのが何とも愉快!
笑いありのサスペンスが、ラストでの大冒険活劇でのハッピー・エンド。こんな楽しい戦争映画は滅多に無いでしょう。
フランシス・レイの音楽も、トボケタ味が愉快で楽しくなる。
この日本タイトルからは、象が出てくると思えないが
原題の「HANNIBAL BROOKS」を見ると、なるほどと頷いてしまう。
監督のM・ウィナーさん、この映画の後も「追跡者」「スコルピオ」
「シンジケート」「狼よさらば」と、男性アクション路線を突き進む。
どの映画も水準以上に面白い。
そんな中でも私はこの「脱走山脈」がベストです。(昔のブログ抜粋)
8月15日の敗戦記念日以来、戦争映画ばかり見ている。
昨日の夜中に、小林正樹・監督の「東京裁判」をじっくりと見た。
市川崑監督の「東京オリンピック」と同じく、見事なドキュメンタリー映画
4時間を超えるドキュメンタリー映画を、喉がカラカラになるまで
真剣に作品に向き合った。
今日はさすがに真面目な戦争映画は疲れるので
アクション・シーン満載の、おまけにユーモアたっぷりの作品を選んだ。
この映画本当に面白い!!!
今日は、蒸し暑かった。
明日は雨が降るとの予報。
出かける用もなかったので、本日も巣ごもり。
映画を見て、一之輔・師匠の「鰻の幇間」を大笑いしながら聴いて
昔々のキネ旬をパラパラと眺めていた。
これからプロ野球ニュースでも見ましょうか・・・・・・・・。