☆ NHK-BS、来月の放送予定が半分だけ発表された。
「天国は待ってくれる」 監督・エルンスト・ルビッチ 1943年
「舞踏会の手帖」 監督・ジュリアン・デュヴィヴィエ 1937年
古い作品はこの2本位。
2本ともDVDは持っているのだが、画質があまり良くない。
特に「天国は待ってくれる」は、当時としては鮮やかな色彩が
評判を呼んだだけに、見る度に残念な思いがしていた。
ルビッチの洗練されたユーモアと心温まるストーリーが
鮮やかな色彩の中で蘇ると思うと、期待で胸が一杯になります。
NHK-BSの映画の枠が少なくなっている上に
内容が再放送ばかりで、やる気のない事が見え見えです。
お金を取るのなら、もう少し何とかして欲しい!
いい加減な横綱しかいない相撲中継にだけ
異常に力を入れるのはそういう訳?
☆ 岐阜・ロイヤル劇場が予定していた作品を差し替えた。
プリントの状態が最悪で上映出来ないとの事。
変わって「おはん」が上映される事になった。
フィルムでの上映のためか、年に一度くらいはこう言う事が起こる。
私はフィルム上映の方が好きだが
こういった話を聞くたびに、DCPの方が良いのかなあと思ってしまう。
このロイヤル劇場の一番後ろの席で見ていると
フィルムの回るカラカラという音が聞こえる事がある。
映画全盛時代、この音がうるさく聞こえ、邪魔で仕方なかった。
今はそれが堪らなく愛しい音に聞こえてくるから不思議です。
この劇場の来月の予定も発表された。
時代劇では、東宝版の「忠臣蔵」や
五社英雄・監督、中村錦之助・主演の「丹下左膳」
コメディでは、山田洋次・監督の「運が良けりゃ」がある。
新型コロナの感染状況を確認しながら
岐阜まで出かけてみようと思っている。
☆ 完全リタイアしてから4回目の誕生日が近づいて来た。
この4年間、一日2本の映画を見る事を、ほぼ毎日続けている。
短い作品なら3本見る事もあるので、単純計算で年間800本近くを
見ている事になる。4年間で3200本。
(よくもまあ、飽きないものです。)これは妻の感想。
映画に憧れ、それを職業とする事に憧れた青春時代。
10年ほどだが憧れが実現したこともあった。
以後は挫折の連続の人生だったが、
映画を見る事だけは辞めなかった。
ロード・ショー、一般封切り、二番館、三番館、名画座・・・・・。
劇場だけで一期一会の映画との出会いが
テレビの出現で邦画、洋画と見る事が出来るようになった。
吹き替え版、無残なカット版など、不備はあったが
映画が見る事が出来る喜びは得る事が出来たと思う。
ビデオ、DVD、ブルーレイ、大型テレビとハード面の進歩に
素直に喜んでいた。
シネラマ、70ミリ、大劇場は無くなった。
代わりにシネコンが全国に広がり、綺麗な映画館の出現に喜んだ。
色々な変化に必死になってついて行ったが
今は単純に多くの映画が、簡単に家の中で見る事が出来ることを
楽しんでいる。古い作品から新しい映画まで自分なりに
セレクトして楽しんでいます。
この分で行けば、80歳までに5000本近い映画を見る事になる。
それまでは、耳と目と体力を何とか持ちこたえなければと思っている。
今まで一度も痛みを感じなかった膝と腰が、
少しだけ痛みを感じるようになっている。
何としてでも、後10年とは言わないが、せめてその半分は
普通に元気でいたいと思っている。
明日は久し振りの名古屋での映画です。
思い切り楽しんできます。