「絶壁の彼方に」 1950年 105分
監督・シドニー・ギリアット
出演・ダグラス・フェアバンクス・ジュニア、ジャック・ホーキンス
グリニス・ジョーンズ、ハーバート・ロム
この2年ほどの間に見たかった映画を
DVDやテレビ放送で見る事が出来た。
「絶壁の彼方に」 「生きていた男」 「ミュンヘンへの夜行列車」
「ロリ・マドンナ戦争」 「悲愁」・・・・・・・・。
お楽しみはこれからだ!と、ワクワクが止まらない状態が続いている。
おさらいと言う訳ではないが、そういった珍しい作品を見直して見ることにした。
その一作目が「絶壁の彼方に」です。
長い間、見たくて見たくて待ち続けた映画でした。
以前にブログで紹介した時は、詳しいストーリーは省いていましたが
ネット記事をお借りしてのストーリーを紹介します。
ネタバレも含んでいます。
アメリカの著名な外科医ジョン・マーロウ博士(D・フェアバンクス・ジュニア)は、ロンドンに旅行している間、東国のヴォスニア国から彼の功績に対して賞を贈り、且つ公開手術を行って貰いたいという要請を受けた。ヴォスニアは政治的に西欧諸国と対立している独裁国なので、マ一ロウはためらったが、学問と政治とは別問題であるとひとり同国へ旅立った。国賓的な歓迎を受けた彼はいよいよ手術に取かかったが、偶然患者が他ならぬ同国の独裁者ニィヴァ首相(W・リラ)であることを知ってしまった。手術の結果は良好だったが、国家機密を知られた同国のガルコン大佐(J・ホウキンス)は直ちにマーロウを檻禁同様に拘束した。そのうちに首相の容態は急変し、マーロウの努力にも拘らず、彼は死亡した。死の秘密を知るマーロウは、白分の命さえ計り難くなったことを知り、ついにガルコン大佐の許を脱出して、追手の眼を眩ましつつ、ある寄席劇場に逃込んだ。そこにいた女主人の英国ハーフのリザ(G・ジョンズ)を語らい、彼女を伴って様々のスリルを味いながら、二人は国境近くの山へかくれた。しかしガルコン大佐の手は迫り、ついに二人は逮捕された。がこの時、首都ではニィヴァの替玉が暴徒のため暗殺され今やその死が公然のこととなったニュウズが伝わった。間一髪で二人は国外へ退去するチャンスを得た訳である。
英国お得意のサスペンス・スリラーに、山岳アドベンチャーをプラス。
ハラハラ・ドキドキ満載の痛快娯楽アクション映画です。
この映画の為に、言語学者に依頼して、映画の中の架空の国である
ヴォスニアの言語迄作ってしまう凝りよう。
アメリカ映画のようにこれでもかのアクション・シーンはない。
回想で始まる所など、多少まだるっこい部分はあるが
イギリス式のユーモアもあって、そんなにも気にならない。
伏線のはりかたや小道具の使い方など、ヒチコックを思わせる
所もあって、思わずニヤリとしてしまう。
105分、手に汗握る面白さは痛快すぎます。
今日は「生きていた男」を見る予定。
これは大逆転の一発勝負。一度しか使えない手だけに
何度も見る作品ではないように思えるが、どうなる事やら?
楽しみです!
コロナ騒ぎで出かけたくはないが用があるので、
明日は仕方なく隣町までドライブ。
出来る限りの感染防止策はとるつもりですが、怖さもあります。
人に逢う事もないと思うので、サッサと帰ってくるつもり。
いつも行く京都の古本屋さんから、休業のメールが届いた。
東京の矢口書店さんは営業中で、代表がテレビの取材を
受けていた。こちらもいつも行っている書店なので
複雑な気持ちになってしまう。
京都の方は、来月からは営業するとの事。
借金してでも店は潰さないと言っている。
思わず笑ってしまったが、彼らしいと嬉しくなった。