昨日、午後11時、我が家の老猫メイが
静かに、本当に静かに息を引き取りました。
22歳、あと2か月で23歳になる所でした。
私達夫婦が、アビシニアンのジャス君との生活の為
中古住宅を購入して、現在の家で生活をはじめて25年。
3匹の猫と暮らしている所に、ゴミ置き場に捨てられていた
先ほどの写真の左から、マロ、メイ、チャー、ユンの4兄妹がいました。
保護し、里親さんを探すつもりでいたが、色々悩んだ末に
我が家で共に暮らすことになり、人間二人と猫7匹の大家族になる。
以来、最大で14匹迄増えた猫との生活。
大変な事もありましたが、何とかくらして行けた事は
幸せだったと思っている。アビシニアンの三匹が次々に亡くなり
4匹も、ユン、チャー、マロの順に旅立って行った。
それなりに長生きしてくれたと思っている。
最後にの残ったメイちゃんは、元気そのもののお婆ちゃんでした。
車に乗るのが何よりも苦手で、家から一歩も出ない子でした。
無事に家のローンも完済したのが約2年前。
メイはその間、生き続けてくれました。
昨年、11月の末から19歳のモナちゃんと共に体調を崩し
モナちゃんは病院通いが始まり、
メイの方は回復して元の生活に戻る事が出来た。
1月初めにモナちゃんが亡くなると、一気に元気がなくなり
体調も悪化して、日常の生活に不便は感じさせないが
目が離せない状態が続いた。今月に入って気力も衰えてゆくのが
眼に見えて分かるようになり、ほぼ寝たきり状態が続く。
今週になってからは、水はシリンジで飲んでいるが
食べる事は出来なくなる。昨日10時過ぎから呼吸が荒くなり
あれと思っていると、11時前に静かな呼吸になり、
静かに呼吸が停止した。穏やかな優しい
いつものメイちゃんの顔になっている。
今日昼前に、葬儀も終わり荼毘に付されて
大好きだった他の猫たちの待つ、天国に無事に旅立ちました。
その後、お世話になった病院に報告とお礼に伺う。
妻の写した動画だけを頼りに、薬の調合をしてくれた女医さんが
逢った事もないメイの為に涙を浮かべている姿に感動する。
本当に良くして頂いて感謝しかありません。
帰り際、受付の女性から「もう来ることはないのですか?」と聞かれ
「家にはまだ6匹います。多分これからもお世話になります」と言うと
「良かった、また会えるんですね」と、不思議な慰め方をされ
ここでもまた、涙がこぼれてしまった。
あまり食べたくはなかったが、ランチにステーキを選び
24時間、完全看護の労を、夫婦でねぎらった。
家に帰り、リビングに二匹の猫しかいない状態に寂しさがつのる。
以前は、ここに7匹いたのかと思うと、再び涙がこぼれる。
よく泣いた一日でした。
久し振りに、二階の自分の部屋に行き
「哀愁」を見る。取り立てて見たい映画ではないが
このメロ・ドラマのメイン・テーマ曲の「蛍の光」が聴きたかった。
映画の後、一時間程、爆睡したようで少し気分が落ち着いて来た。
寂しさや、哀しさは明日になると、
もっと心に重くのしかかると思うが、何とかなるでしょう。
こちらは、まだまだくたばる訳には行きません。
何しろまだ6匹います。この子達の暮らしが終わるまで
頑張らなければと思っています。
メイちゃん、有難う、安らかに、皆と思い切り遊んで下さい。