アカデミー賞・授賞式を楽しみました。
生中継を最後まで見てしまいました。
ショウとしては、年々つまらなくなっていますが
今年の受賞結果には、まあまあ満足いくものでした。
作品 「グリーン・ブック」
監督 アルフォンソ・キュアロン (ローマ)
主演男優 ラミ・マレック (ボヘミアン・ラプソディ)
主演女優 オリビア・コールマン (女王陛下のお気に入り)
助演男優 マハーシャラ・アリ (グリーン・ブック)
助演女優 レジーナ・キング (ビール・ストリートの恋人たち)
主要部門は上記の通りです。
見事に分かれました、と言うか綺麗に配分されました。
レディ・ガガ様には、歌曲賞で顔を立て
スパイク・リーにも脚本部門を用意し
あちらの顔も、こちらの顔も、文句の出ないように配慮されている。
意外だったのは「ボヘミアン・ラプソディー」
主演男優はじめ編集賞も受賞。録音部門も2部門受賞。
5部門ノミネートで4部門受賞。見事です。
監督のあの事件が無ければ、作品賞もいけたかもと思ったりします。
ヘレン・ミレンも、バーブラ・ストライザントも見る事が出来たし
お懐かしやのベッド・ミドラーの歌も聴く事が出来たし
長い中継だったが楽しめました。
気の毒だったのは、グレン・クローズとウイリアム・デフォーさん。
今回も残念組になってしまった。
そんな楽しい気分も、スタンリー・ドーネンの訃報で
少し哀しい気分になっています。
ジーン・ケリーとの「踊る大紐育」
フレッド・アステアとの「恋愛準決勝戦」
再びジーン・ケリーと組んで、
ミュージカル映画の金字塔「雨に唄えば」をおくりだす。
オードリー・ヘプバーンとの
「パリの恋人」 「シャレード」 「いつも二人で」
それ以外にもミュージカルでは
「略奪された七人の花嫁」や「くたばれ・ヤンキース」。
普通のコメディでは、「芝生は緑」や「よろめき休暇」
多作の人ではなかったが、一つ一つの作品が忘れがたいものばかり。
粋で洒落た作風は、独自のスタイルが見事に決まっていた。
晩年になって大作志向の波にまかれて
「ラッキー・レディ」や「星の王子さま」と失敗作が続き
往年の切れ味は影をひそめてしまい
大好きだっただけに少々ガックリもしてしまった。
90歳超えても存命だという事は、雑誌などで知っていたが
突然の訃報に驚いています。
仕方のない事と分かっていても、残念でならない。
アカデミー授賞式の中でも、この一年に亡くなった映画人を
追悼するコーナーがあったが、
あ~この人も、あの人も亡くなったのかと思い
だんだん寂しさがつのるばかりです。
本日の最高気温18度。
春どころか、初夏の陽気になって来た。
桜が咲きそうな暖かさです。
我が家の猫たち、暖房無しの部屋でも暑いのか
フローリングの板の上でゴロンとなっている。