街歩き、山歩き、映画も少々 | B級おもしろ映画館

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古い映画や映画館をこよなく愛し
なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

多治見駅の北側、虎渓用水公園で本に関するイベントがあった。

風もなく、暖かい陽気に誘われて行ってみた。

多治見の本屋さんが開いたイベントの様で

本はそんなにもなく、連休の家族連れ目当ての企画のようだった。

ブラブラと駅近くの昔からの家並みを眺めながらの散歩となった。

普段は車で通るので、入り込めない路地にも行ってみる。

多くが駐車場になっているが、マンションの谷間に

昔ながらの家がまだ残っている。

いずれは駐車場になるってしまいそうな気がする。

 

昨日は久し振りに我が家から歩いて10分の絶景スポットに行く。

標高200メートルの山歩き。快晴の天気に期待が膨らむ。

予想通り見事なパノラマが拡がっている。

西から、白山、白山連峰、御嶽山、中央アルプス、恵那山と

頂上付近は薄っすら雪化粧。近くの山々の紅葉と合わせて

見事な風景に唯々、ウットリと見惚れていた。

この景色が歩いて10分で見る事が出来る幸せに感謝です。

降りる途中にある小さな祠にお祈りをして、帰宅。

トータル40分の小さな旅でした。

 

「七人の侍」を見る。

人生で記憶に残る最初の映画です。

満員の小屋で、父親の肩車越しに見た

菊千代の「きやがった、きやがった」の言葉が、今も耳に残る。

3時間30分近く凄いとしか言いようのない映画でしょう。

それにしても当時の東宝の録音技術の劣悪さは、酷過ぎます。

私に友人はDVDの字幕スーパーをいかに見ながら

この映画を見て、この作品の素晴らしさが実感できたと言っている。

録音技術だけでなく、黒沢さんのこの時代のスタイルにもよると思う。

キチンと喋らさない事がベストだと思っている節がある様に思える。

それらの不満はあるが、映画の持つ重量感や爽快感などは

他のどんな作品も足元にも及ばない。やはり傑作です。見事な作品!

 

もう一本はガラリと変わって「オズの魔法使い」

シャーリー・テンプルが使えず、やむなくジュディ・ガーランドを

使った事が世界映画史上最高のファンタジー映画になった。

あのW・ディズニーさえ、この映画を超える事は出来なかった。

テクニカラーの素晴らしさと共に、

永遠の命を持ちえた奇跡の名画です。

私がアカペラで、しかも英語で歌える唯一の曲が

この映画のテーマソング「虹の彼方へ」です。

こんなに楽しい映画はそうはありません。

70の爺さんを泣かせる映画です。

古さを感じる事なく楽しく見ました。

ジュディ・ガーランドに乾杯です!