「ゴースト・タウンの決闘」 1958年 88分
監督・ジョン・スタージェス 撮影・ロバート・サーティース
出演・ロバート・ティラー、リチャード・ウィドマーク、
ヘンリー・シルヴァ
J・スタージェス監督の「OK牧場の決斗」「ガンヒルの決斗」と並ぶ
決闘三部作の一本。私にはこれが一番面白い。
物語は、今はよその町で保安官になっているR・ティラーが
昔の銀行強盗仲間で恩義のあるR・ウィドマークを脱獄させる。
所が居場所を突き止められ、婚約者を人質に取られて
昔の強盗事件で隠した大金のありか迄、案内しろと迫られる。
悪党5人に腕を縛られ、馬に乗せられての案内になる。
騎兵隊に遭遇したり、逃げようと恋人と共に
谷を転げ落ちたりのサスペンスたっぷりの場面が続く。
金を隠してあるゴースト・タウンに到着するも
コマンチの襲撃に会い、悪党の一味3人が命を落とす。
この辺のヘンリー・シルヴァの残忍性、コマンチ相手の大奮闘など
一人で場面をさらっている。最後は1対1の決斗シーン。
これだけの物語が、90分弱の中で展開する。
無駄のないスピーディな展開に、ワクワク・ドキドキさせられる。
もう一つの見どころは、ロケーション撮影の見事な事。
砂漠、岩山、雪の残る山々、夜と昼、ここまで鮮やかに光と影を
描きだした西部劇も珍しい。
最初の脱獄シーンから、ゴースト・タウンまでの道中のサスペンス、
コマンチとの死闘、ラストの一対一の決斗と、西部劇の面白さを
全て描き切ったJ・スタージェス監督の豪腕振りに拍手です。
出演者も少なく、決してA級の映画ではないが
ここまでの面白さは、B級西部劇のベストです。
DVDは発売されているが4100円の値段に、手が出なかった。
今回スター・チャンネルでの放映があり、見る事が出来た。
映画専門チャンネルも同じ様な映画ばかりやらずに
こんな映画を月に一度は放映して欲しい。
断捨離と言うほど大げさではないが
物置に入れてあった、要らなくなった本とDVDを売りに行った。
意外なほどの値段で買い取ってくれたので、夫婦で大喜び。
物置も空いたスペースが大分できてスッキリした。
連休明けにもう一つの物置の、要らない物を焼却場に持って行く予定
70年の人生の垢の様なものは、整理が本当に大変です。
大坂なおみちゃんが、遂に負けた。
今回の大会の始めから単純なミスが目立っていた。
勢いで押し切っていたが、似たタイプの相手には通じなかった。
次、頑張って下さい。間違いなくあなたは世界のトップ選手です。