☆ 「沈黙の世界」 1956年 85分
監督・ジャック・イブ・クストー、ルイ・マル
☆ 「太陽のとどかぬ世界」 1964年 93分
監督・ジャック・イブ・クストー
二本とも海の中を映した、カラー・ドキュメンタリー映画。
「沈黙の世界」は、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞している。
海の中を散歩しているように映しただけの映画だが
これが何ともユーモラスで、美しく、何より静かです。
自然のドキュメンタリーと言うと、弱肉強食の世界をこれでもかと
描いた残酷なシーンのある映画が多いが、これはそんな心配もない。
一か所だけあるが、わりとサラッと描いているので苦にはならない。
魚と人間がただ遊んでいるだけのシーンに、心が和んできます。
何よりも海がどこまでも青く、美しい!
85分の海中散歩を十分楽しみました。
「太陽のとどかぬ世界」 こちらは海底に家を作り
そこでの30日間の記録です。
海面下11メートルに基地を作り、そこから海面下26メートルに
もう一つの居住できるスペースを置き、
そこに二人で一週間の間、暮らすと言う実験を行う。
その間にも304メートルの海底に潜水艇で調査に向かう。
深海の不思議な生物との出会いなど、興味深い事が映し出される。
今の撮影機材に比べると、数段劣る精度の機材なので
画質は非常に悪い。今なら4Kだ8Kだ、ハイビジョンだデジタルだと
鮮明な画像で捉えられ、美しい海の神秘的な映像で見る事が出来る。
この時代、ここに描かれた未知への憧れは
たとえ画質はざらついていても、自然の持つ豊かさは充分
伝わってきます。技術の進歩だけが全てではない事は
この二本の映画から感じる事が出来ます。
良い映画です。美しい映画です。なりより静かな映画です。
二本ともDVDが発売されています。お薦めの作品です。
ラモリスは空への憧れを映画に託し
クストーは海への深い愛情を映画に託しました。
私は、高所恐怖症で、閉所恐怖症と言う厄介な人間です。
空も海も、飛びたいとも潜りたいとも、強くは思っていません。
海の近くで育ったせいか、この年になっても海を見たい願望は
強くあります。何か月も海を見ない時は、用もないのに神戸に海を
見に行く事もあります。空はこちらに越して来てからは
星が綺麗に見えるので、毎晩の様に夜空を眺めています。
海と空、いつまでも自然がそのままであって欲しいとの願いは
心のどこかに持っていたいと思っています。
昨日はどこかに不安があったみたいで
つい身体の事を書いてしまいました。
今日の朝はいつもと同じで、元気になっています。
ご心配をおかけして済みませんでした。
もう少し、もう少しと頑張って行きます。
大坂なおみチャンが快挙達成!!!
準決勝までのセリーナさんの素晴らしく完璧なテニスを考えれば
まさか2-0で勝つなんて思いもよらない出来事です。
最後になってのドタバタは、少し後味の悪さを感じるが
試合後のセレモニーでの二人の言葉を聞けば、
それも試合の一部であった事が出来ます。。
とにかくすごい事です。最初のチャンスをつかんだ大坂さん。
今後10年、女子テニスはあなたを中心に回ります。
4年前、最初のビッグチャンスを逃し、今も苦労している錦織君との
違いがこれから出てくると思います。
20歳、楽しみにしています!