平成8年にオープンして以来、
一度は行こうと思っていた映画資料館。
今日、ようやく行ってきました。
朝早くから多治見駅に向かい、太多線で岐阜駅へ。
約一時間の、単線ディーゼル機関車の旅です。
山と川の間をノンビリと走るこの鉄道、意外と好きです。
岐阜駅からは名鉄に乗り換え、先ずは笠松駅へ。
そこからは竹鼻線と言う、これも単線のローカル列車で
羽島市役所へ向かう。沿線は住宅が立ち並び
岐阜や名古屋のベッドタウンとなっている。
20分程で到着。駅からは歩いて10分程で、資料館に着く。
昔のお城をイメージしたような風格のある建物が、映画資料館。
この場所は、1971年まで「朝日館」と言う映画館だった。
現在は羽島市の「歴史民俗資料館」と併設された、全国的にも
珍しい公立の映画資料館です。入館料300円でいよいよ入場です。
一階は、企画展がひらかれるスペースになっている。
6月17日までは「日本劇場の生涯展」が開かれている。
岐阜駅前にあった日本劇場という洋画の3番館の資料が
展示されている。この映画館で上映された2826本の映画。
それに関係したポスター、チラシ、パンフレットが
驚くような数で展示されている。
壁には、上映された日時まで詳しく書かれた物が、貼られている。
昭和45年3月20日~30日
「卒業」 「華麗なる賭け」 「ふたりだけの夜明け」の3本立て。
こんな様に開館から閉館までの、上映スケジュールが分かるようになっている。写真嫌いの私ですが今日だけは、そのスケジュールを
すべて撮ってきました。
2階は古い映写機やアンプなど、映画館の機材が展示されている。
映写機は70ミリから8ミリまでいろんな種類が並んでいる。
こちらの階は「朝日館」から出てきた、ポスター類が並んでいる。
その横には150名くらい入れるホールがあり
月に一度映画が上映されている。聞いたところフィルム上映との事。
35ミリでの上映もあるとの事でした。
ちなみに6月は「新幹線大爆破」。7月は「宮本武蔵・般若坂の決闘」
係りの方との会話もはずみ、楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
帰りは岐阜・柳ケ瀬に寄って、「憎いあンちくしょう」を
ロイヤル劇場で見る。その後、柳ケ瀬で有名な老舗中華そば屋
「丸デブ」で名物の中華そばを食べる。こちらも大満足でした。
再開発が進もうとしている柳ケ瀬商店街。
何とかもう少し賑やかな街になって欲しい物です。
9月には商店街の中の映画館で、アジア映画祭が開かれます。
頑張れ!柳ケ瀬商店街。
歩き通しの一日でした。多分15キロは歩いたと思う。
映画、映画の一日は疲れる事もなく、充実した時間が過ぎました。