「大頭脳」 | B級おもしろ映画館

B級おもしろ映画館

古い映画や映画館をこよなく愛し
なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

「大頭脳」   1969年   115分

  監督 ・ ジェラール・ウーリー

  出演 ・ ジャン・ポール・ベルモンド、デヴィッド・ニーヴェン

フランス製のとぼけたアクション・コメディ。

パリからベルギーに、列車で輸送される大金を狙うのが

ベルモンドとブールヴィルのおとぼけフランス組と

大頭脳と呼ばれるデヴィッド・ニーヴェン一味。

オープニングで、刑務所にいるベルモンドを脱出させようと

外にいるブールヴィルとで、両方から穴を掘るが

上下に分かれてしまうという、ふざけた展開。

ニーヴェンの方も、列車襲撃の計画の説明にアニメを用いて

カッコ良さを強調する。フランス風のとぼけたギャクが

次々に出てきて笑いを誘う。肝心の列車襲撃もベルモンド組が

成功かと思いきや、奪った大金の袋をニーヴェンの車に

投げ入れたりと、トンチンカンな事の連続。

ここからは、ニーヴェン一味の仲間の裏切りなどが描かれる。

クライマックスの巨大な自由の女神像に現金を隠し

堂々と船で運ぼうとするが・・・・・・・・・。

ラストには楽しいオチまで付いていて、愉快な作品になっている。

今回、スター・チャンネルの放映のお陰で

久し振りに見る事が出来た。古臭いギャグもあるが

今見ても十分楽しめる。初めて見たのは、京都・京極東宝。

大ヒットで満員の中で見た記憶がある。

当時は大笑いしたが、さすがに今見るとそこまでは笑えない。

ベルモンド、ニーヴェン、ブールヴィル、イーライ・ウォラックと

メイン・キャストの面々は、それぞれのキャラクターを

存分に発揮している。60年代後半、こう言った愉快で

トボケタ映画が沢山あった。これもそんな中の一本です。

 

図書館に行ったくらいで、猫と一緒に一日過ごした。

猫たちといると、気持がノンビリしてくる。

年老いた猫と、少々元気な爺さんの組み合わせは、丁度いいみたい。

午後は雨もあがり、気温も上昇してくれたので

一回の猫達はサン・ルームで、日向ぼっこ&昼寝でご機嫌です。

私は読書三昧。借りてきた文芸春秋(月刊)を読んだり

キネ旬発行の高峰秀子さんの本を読んだりと

今日限りの一人暮らしを満喫しています。