「明日に向かって撃て!」の撮影監督、コンラッド・ホールについて
経歴なども含めて、詳しく書かれた本が本箱の隅から出てきた。
読んで見ると、ゾクゾクする程オモシロイ。
「プロッフェッショナル」 「動く標的」 「冷血」 「マラソン・マン」
「アメリカン・ビューティー」・・・・・。他にもたくさんあります。
彼のキャリアの中で最も輝いているのが、
アカデミー撮影賞を受賞した「明日に向かって撃て!」でしょう。
西部史に悪名高き、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの物語を
当時、ニュー・シネマと呼ばれたシャープなタッチで描いている。
アカデミー賞を受賞したウイリアム・ゴールドマンのオリジナル脚本
バート・バカラックの音楽などと共に、この映画で最も素晴らしいのは
コンラッド・ホールの撮影手腕でしょう。
今や伝説となった有名な夜の追跡シーン。遥か向こうにチラチラと
見える追跡隊の明かり。ゾクゾクするシーンです。
デー・フォー・ナイトで撮影された言うこのシーン。
真昼間の撮影だったと本人が語っている。
監督のジョージ・ロイ・ヒルは、カメラに関して殆どをコンラッド・ホール
に任して、口出ししなかったと書かれている。
名作は生まれるべくして生まれるものです。
「マラソン・マン」の逃げるシーンも鮮やかだったが、これも夜です。
モノクロ映像が、冷たいリアリティーを盛り上げた「冷血」も見事です。
2003年に亡くなりましたが、素晴らしい撮影監督の一人でした。
昼間、「明日に向かって撃て!」のDVDを見て
改めてコンラッド・ホールの撮影の素晴らしさを堪能しました。
今日はスポーツが賑やかです。
何と言ってもロナウドさん。お見事です。
大事な試合でのオーバー・ヘッドを見事に決めている。
凄いです。あらゆる雑音を、この一発で全て封じ込めた。
恐るべき33歳です。まだ進化しています。
それに大谷君です。地元での初打席でのホームラン。
この人も何か持っているものが違うようです。
映画も面白いが、スポーツも色々楽しい物です。