映画と本&少しだけサッカー | B級おもしろ映画館

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古い映画や映画館をこよなく愛し
なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

☆ 映画 ☆

 「パガニーニ・愛と狂気のヴァイオニスト」 2014年  122分

  監督・脚本・撮影 ・ バーナード・ローズ

  製作・音楽・出演 ・ デヴィッド・ギャレット

ヴァイオリンが聴きたくなったら、この映画を見ている。

俳優としては素人の筈のデヴィッド・ギャレットが、何度見ても良い。

超一流のヴァイオニストである彼が出演しなければ

ここまでの演奏・シーンは撮れないとは思うが

俳優としての彼も素晴らしい。狂気のようなパガニーニの人生。

映画を見ていると、画面に漂う異様な雰囲気に

のまれてしまいそうになる。

それを味わいたくて二度、三度と見てみたくなる。まるで麻薬の誘い。

演奏シーンは言葉では言い表せない程の素晴らしさ。

眼を瞑り、ただ聴いていたい。映画終わり、現実に戻るのが悔しくなる

深夜に見た事もあって、久し振りに深い眠りでした。

 

☆ 本 ☆

 「映画のキャッチコピー学」 樋口 尚文・著

「構想○○年、製作費○○億、登場人物○○人」

昔の映画広告のキャッチコピーは、こんなのが多かった。

イタリアB級史劇は殆どがこれだった。何度も騙されて見に行った。

不思議と腹は立たなかった。どこかでこんな物と思っていた。

この本、全てがキャッチコピーの羅列に終始している。

昔からの映画ファンには堪らない一冊です。

 

「高倉健・七つの顔を隠し続けた男」 森 功・著

高倉健さんを賛美した本は沢山出ている。

それは高倉健と言う人のまぎれもない事実だが、

小林信彦さんも「彼について言ってしまうと大変な事になりかねない」

と言った意味のことを言っていた。その大変な事の一部がこの本。

彼の死後の身内のゴタゴタが、聞く人の心を暗くする。

太秦の喫茶店で、何度かお見かけし、たまには私にような若造の話も

聴いてくれた高倉健さん。決してストイックな部分だけではなかった。

あの素敵な笑顔が忘れられない。負の部分も覆い隠してしまう

魅力に溢れていた。それを忘れない為にもこの本を読んでいる。

 

☆ サッカー ☆

 マルセロが帰って来た。

この前の試合で負けたレアル。さすがに連敗は出来ない。

ベストに近いメンバーなら、ヘタフェ等は問題ではない。

チャンピオンズリーグに向けて、世界最高の左サイドバックの

マルセロがケガから復帰。強いレアルを見せてくれるでしょう。

 

猫達は普通に戻り、ドンは妻に、我が家の我儘娘のナナは

私に膝の上で眠っています。