朝から映画を見続けて、少々疲れてきたので
古いキネ旬を見ていた。1962年6月下旬号。裏表紙の広告に
「空から星が降ってくる」の広告が載っている。
トニー・ザイラー主演、共演があのイナ・バウアーさん。
あのイナ・バウアーを演じた人。スキー、スケートの人気者の共演が
売りの映画だったようです。DVDを調べたら発売されています。
見たいとは思うが、買ってまでと悩んでいる。
昔、何の情報もない時代、一枚のポスターが唯一の情報だった。
そんな時代、一枚のポスターをどう判断して、映画を選んだか?
「サイレント・パートナー」のポスターを見た時は、監督や出演者よりも
音楽にオスカー・ピータースンとあった。この瞬間、「絶対面白い!」と
確信した。この思いが間違っていなかった事は、映画が始まって
5分で分かった。「テキサスの五人の仲間」の時は、新聞広告に
黒澤さんのコメントが小さく載っていた事が大きい。
「脱走山脈」は、主人公よりもM・J・ポーランドの写真の方が
大きくて、この兄ちゃんは絶対に面白いと思った。
こんな風に一枚のポスターから、色んなことを想い、考えていた。
今、情報過多と言えるほどの情報の中で、果たして昔のような判断が
出来るのか、私には自信がない。
イナ・バウアーの名前を見た時の、感動にも似た思いはこれからも
持ち続けていきたいと思っている。
今日は朝から映画を見ている。
「砂漠の流れ者」 S・ペキンパーのベストだと信じている。
何度見ても泣けてくる。男が男であり、女が女で
あった古き良き時代の人間たちのドラマ。
「血と怒りの河」 テレンス・スタンプの西部劇。
全盛期の日活アクションのようで私は好きです。
一風変わった西部劇を続けて見たので、この後は普通の西部劇を
見ようかなと探している。「廃墟の群盗」 「チザム」 「決闘!1対3」・・
探している時も楽しくて、楽しくて・・・・年をとるのも面白いよ、皆さん!