36時間 | B級おもしろ映画館

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「36時間」  1964年  アメリカ  116分


        監督 ・ ジョージ・シートン

        主演 ・ ジェームス・ガーナー、ロッド・テイラー

              エヴァ・マリー・セイント


 ノルマンディ上陸作戦の直前、アメリカ情報部のJ・ガーナーが

 ドイツ側に捕まる。上陸作戦の詳細を聞き出そうと

 ドイツ情報部がとった方法が、とんでもない物だった。

 戦争は終わり、現在は1950年。ここはアメリカの病院だと言う。

 完璧に仕組まれたこのトリックに、まんまと引っかかるか?

 これ以上は書けないが、この映画それだけではない。

 ドイツ側に残された時間は36時間。

 いつ喋ってしまうか? いつJ・ガーナーがこのトリックを見破るか?

 両軍の化かし合いに、ハラハラさせられる。

 これにゲシュタボが加わり、想像も出来ない展開になる。

 ラストにきちんとオチまでついている。

 モノクロの画面だが超一級のサスペンス映画。


 監督はJ・シートン。他には「喝采」「先生のお気に入り」

             「偽の売国奴」「大空港」

  コメディからスパイ映画、パニック映画の先駆けまで

  多才な作品が並ぶ。お手軽に作ったような作品は一つもなく

  どれを見ても面白い。私はこの「36時間」が一番面白いく楽しい。


 大阪の難波にあった南街会館の上の階の小さな劇場で見た。

 「マッケンジー脱出作戦」との2本立てだった。

 時間つぶしのつもりだったが、トンデモナイ映画に

 大興奮したことを思い出す。

 DVDが発売されています。見て損のない映画です。