寄付の調整について思ったこと。 | エホバの証人研究(ブログ)

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たぶん どこの会衆もまだ決議をとっていないと思います。

(訂正:追加の指示に関する手紙はアメリカのみでした。なので日本では最初の手紙だけで決議が進められていると思います。)

決議は追加の指示がでてからという話がありましたが・・

海外でも 現時点で「追加の指示」が出たという話がありません。

追記:5/17 追加の指示が出ました(アメリカのみ)。後日記事にします。

なんとも不思議な感じです。


今回の寄付の仕組みの調整について
その理由を考えてみました。

たぶん 皆さんも二つの理由について考えていると思います。

1.法的な問題

2.より多く寄付を集めるため(協会が使える額を増やす)


あとでコメントしますが、2の点について言うと
この目標を協会が持っているとしても
おもったほどうまくいかないのではないかと感じます。

そして 恐らく現役JWの方が考えている点

3.協会が寛大さを示した

↑↑ これは的外れだと思います。


いままで協会が寄付に関して調整を図ったことがあります
それは1990年から2000年までの間に調整が
行われた「完全寄付制」というものです。

それは、今まで雑誌2冊で100円や150円といった
代金をいただいていたところを

「無料で差し上げています。望まれるなら寄付することができます」

と述べて出版物を配布する方法に切り替えました。


この変更が行われた時も会衆の中では
「なんて寛大な取り決めだろう」
という声があがったと思います。

つまり信者には この変更が行われた本当の理由は
知らされなかったということです。

本当の理由はアメリカの最高裁判所で宗教文書の
販売益が課税対象になるという判決が出た
からです。
http://ameblo.jp/jwstudy/entry-11423410856.html

ものみの塔の選択肢としては
販売益に対する税金を納めるという選択もあったのですが

それは選びませんでした。

その選択は難しいものではありません。
実際、幸福の科学は別法人を立ち上げて書籍販売の利益に対して
納税しています。

ものみの塔であれば無償で働くボランティアのおかげで
幸福の科学を優に超える販売益を得れたはずです。

しかし 問題もありました。
収支をよりオープンにしなくてはならなくなります。

つまり

*** 宣 84/12 4ページ 3節 良いたよりを伝える―雑誌を効果的に用いることにより ***
それから,雑誌をその人に手渡して,こう言うことができます。「印刷代として,2部100円のご寄付です」。



この「印刷代として,2部100円」が嘘だってことが
ばれちゃうわけですね。

30ページの雑誌2冊で印刷代100円なんてかかりません。

印刷業界の人ならウソはバレバレなんでしょうが
利益を公開するとなると、それがあからさまになるわけです。

そんな小さなことバレてもいいから
仕切り直しすればいいのにと
思うかもしれませんが。

ここは神の組織 譲れません。

ちなみに
ものみの塔が「完全寄付制」を人々に対する
「寛大さ」から行ったのではないことを確認するのは簡単です。

協会は、この変更をまずはアメリカ、そして他の先進国、
そして最後にアフリカなどの発展途上国で実行しています。
10年も差があるのです。

もし本当に寛大な変更であれば まずはアフリカからでしょう。
そして最後にアメリカです。



今回の建設基金に関する変更も もし法的な理由などの
本当の理由があったとしても 恐らく信者には説明は
ないと思います。



ここからは
「2.より多く寄付を集めるため」という点について
考えたことを書きます。

わたしが思うに 今回の調整は
協会が想定していたよりも 予想額を下回る
アンケート結果が出るのではないかと思います。

理由としては
これは海外でも言われていましたが
大抵の会衆の成員は まずは自分たちの責任を
果たすことを重視していて
それはつまり利用している王国会館を維持すること。

赤字になりそうなときは ちょっと奮発して
多めの寄付をするという形をとっていると思います。

つまり個々の成員が寄付額を調整しながら
「必要なら出す」というスタンスが多いのでは
ないかと思うのです。

今回の調整は
「出せる金額を書いて」という形で
アンケートを始めましたよね。

そうすると、さきほど述べた「必要なら出す」
というプラスアルファの金額部分が
ごっそり抜けおちるのではないかと感じます。

といっても 長老たちの話し方次第で
あるいは信者の意気込みで より多くの
金額が集計されるかもしれません。

しかし ふたを開けてみたら
今まで送金していた
「決議に基づく協会への寄付」
の金額さえ下回ることだってあります。

さらに「世界的な業」の寄付箱への
寄付がバランス的に少なくなること
だってありますよね。

つまり長老やその家族であれば
決議してしまった金額が毎月
集まらないような事態になったら
今まで「世界的な業」に入れていた
金額を新しい寄付のほうに
回すわけです。

どうしてそう思うか言うと前にどこかのコメントで
「お父さんが家で行なう集会(今はない?)で
 寄付がゼロにならないように自分でお金入れてた」
と言われているのを見た記憶があるのですが
それと同じような心理で
長老たちがみな「世界的な業」よりも
新しい寄付箱に寄付金をいれると思ったのです。


やはり さらなる作戦が協会としても
必要になる気がします。


とりとめもない内容になりましたが
現時点での感想です。