信仰家庭の二世問題 | エホバの証人研究(ブログ)

エホバの証人研究(ブログ)

ものみの塔 (jw.org) に関わるすべての人に向けてひたすら情報を提供します。


半年くらい前に千葉県茂原市で女子高生が行方不明になって77日ぶりの2013年9月26日に発見されたというニュースを覚えているでしょうか?

発見されたのが自宅から400メートルも離れていない神社であったのが印象的で あのニュースを聞いたときに 報道には出ていない計り知れない事情があるのかと思いました。

警察は「事件性はない」とコメントし その後 大きく事件を報道することもありませんでした。事件性がない以上、この特殊な家出の事情を知ることはできません。

しかしその後 有田芳生さんが facebook で興味深いコメントを入れていました。これを見ると多くを語らなくても彼女の独特な事情を以前より察することができるようになりました。


https://www.facebook.com/yosihifu.arita/posts/610666425641979


「彼女は1988年に行われた統一教会の合同結婚式(6500組)に参加した日韓家庭の二世だという。統一教会では「祝福二世」と言われていて、「原罪のない子供」だとされる。」

「統一教会だけではなく信仰家庭の二世問題には外からはなかなか伺い知ることのできない重いものがある。」


もちろん これだけの内容で彼女の行動理由をすべて理解することはできません。自宅から400メートルのところで飢えに耐えながらも帰ろうとしなかったこと。その理由を知ることはできません。生まれた時から「祝福二世」と呼ばれていても、きっと気持ちは普通の高校生だったはず。

それでも普通の高校生が経験しないような重い苦悩があったのかなと想像できます。

それと同時に77日も生き延びたということに彼女の計り知れない強さを感じます。

17歳の少女にとっては今直面している問題がすべてのように思えるかもしれませんが、10年後に振り返ってみると全く違った視点で自分を見ることができるようになっていると思います。

その時は若いころ苦難を乗り越えたことを思い出し、自分の強さを信じて生きてほしいと思います。