ものみの塔の統治体

モルモン教会の統治体(十二使徒評議会)

「…使徒と十二使徒評議会の職はすべて、私の知っている限りでは、ほかのキリスト教会には存在していません。これは私にとって注目すべき違いであると思います」(「キリストの特別な証人」エンサイン1984年5月49ページ)。
mormon.net
昨年 モルモンの人から モルモンの教えやモルモンが唯一真の教会と言える根拠について話を聞く機会がありました。
モルモンと ものみの塔を比べると モルモンのほうが奇妙な教えを持っている印象を受けます。それでもモルモンの信者さんが強い信仰と献身の念を持っていると感じました。
モルモンにはどんな魅力があるでしょうか。
モルモンの信者さんは自分たちの教会が神からの直接的な啓示を受けているという信仰を強く持っています。JWも「地上の唯一真の教会(組織)」という概念を持っていますが,モルモンの場合も上の引用にあるように現代において12使徒や預言者が神から与えられて,神が彼らを通して現代にも我々に語りかけている,と考えています。
この直接的な啓示や直接的な任命という概念が モルモンの支えなんだなと感じました。
ものみの塔ではC.T.ラッセルの時代は神が任命されたメッセンジャーという強い概念がありました。ラッセルはまさに主が我々に語るために用いられた任命されたメッセンジャーという概念です。
C.T.ラッセルが亡くなり 後継者争いの結果J.F.ラザフォードという野心的な人物がものみの塔の運営を引き継ぐことになりました。彼は「神の組織」という概念を発展させます。これには副産物として 他の組織は「サタンの組織」であるという概念もついてきました。
それでも 直接的な啓示や任命という概念はモルモンに比べると弱かったように思います。
ところが
どうも近年,特に例の「新しい光」以降,直接的な啓示や任命という概念においてモルモンに近づいてきているように思います。
そのうち「エホバは統治体を通して このように語っておられる」といったフレーズが雑誌やJWの会話の中で頻繁に使われるようになるきがします。
この流れの中で組織に見切りをつける人も多くいると思います。一方,より妄信的な傾向を強めていくという一面も出てくると思います。
しか~し
結構これが組織の首をしめるように思います。
最近イタリアの地帯訪問で行ったモリスの話を少し聞きましたが,あらら という感じの内容でした。次回は アンソニー・モリスの話を翻訳するか字幕つけるかしてUPしたいと思います。