組織は神になった パート3:忠誠 | エホバの証人研究(ブログ)

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エホバへの忠節を保つ

(16節)…エホバは,どんな排斥者とも接触を持ってはならないという命令にわたしたちが従うかどうか,注意深く見ておられます

(17節)排斥された親族と交わってはならない,というエホバの命令を家族が忠節に守るなら…

ものみの塔 オンライン・ライブラリーから


『排斥された親族と交わってはならない』
 とエホバが語られたのでしょうか。


求めているのは組織への忠誠

今回問いたいのは,このような微妙な点(ひときわ解釈に異論が出そうな分野)を使って組織への忠誠を試す踏み絵(踏み絵の説明 Wikipedia から )を作っていないだろうか,という点です。

ものみの塔の記事の該当箇所は「エホバへの忠節を保つ」という見出しが付けられています。しかし,ものみの塔はなぜ親族の忌避という微妙な点をあえて使うのでしょうか?

ものみの塔本部は排斥制度に関連する方針,特に家族にかかわる点で協会の解釈や方針に疑問を感じている人が信者の中にいるということを肌で感じているはずです。

“疑問を感じている”という点がポイントです。

人が疑問を感じている分野であれば,なおのこと丁寧な説明が必要です。
もし聖書から人を説得できないのであれば,それは単なる一つの解釈であり,クリスチャンに押し付けるものにはならないはずです。

ものみの塔は聖句の丁寧な解説は行わず,代わりに「ある青年」と「青年と接触を持つことを断固として拒んだ家族」の例を前面に出しました。

それで思いました。

結局,ものみの塔は組織への忠節をエホバへの忠節に置き換えただけなのではないかと。

『エホバ』という名前が水戸黄門の印籠のようになり,それが勝手に持ち出されて使われているかのように見えます。