
ものみの塔協会は世界中のベテルスタッフ、巡回監督、特別開拓者など「払戻金」で生活するようになる人に「従順と清貧の誓い」を提出するよう求めます。本人も一部写しを保持しているそうです。
詳細はこちらから:研究資料 – 従順と清貧の誓い
文面は難しい言葉が含まれていますが、要約すると以下のような10の誓いになります。
1、簡素に生活します
2.割り当て何でも受け入れます
3.組織の取り決めに従順を示します。
4.仕事がんばります。
5.世俗の仕事はしません。
6.割り当てから利益が生じたらそれは支部のものです。
7.支部が提供する物資で満足します。
8.辞めても、辞めさせられても退職金は請求しません。
9.組織のどんな方針も守ります。
10.自分の立場について何があっても文句言いません。
(実際の文章はもっと丁寧な表現です)
「清貧の誓い」という言葉が古臭く感じるかもしれませんが、これはカトリックの修道士などが古くから使っていた言葉なので由緒正しい表現とも言えます。カトリックとの違いは「清貧、貞節、従順」の誓いのうちの「貞節の誓い」が省かれてるという点です。
文面は宗教団体によって異なります。
わたしが8番と10番が気になりました。
これは何を意味するのでしょうか。
例えば、20歳の青年がものみの塔の印刷工場(通称ベテル)に入ったとします。30年勤務しました。50歳になりました。腰を痛めました。解雇されました。貯金ありません。仕事ありません。失業保険ありません。
ということが起こりえることを意味します。
続いて ものみの塔の慰めの言葉。
塔82 10/15 11-15
『…今日の生活は厳しく,特に貧しい境遇にいる若い人々は,可能とされるどんな助けをも必要としている』という人もいることでしょう。確かにその通りです。しかし,わたしたちが神の王国を生活の中で第一にすれば,必要とされる物はすべてわたしたちに加えられる,と神は約束しておられます。(マタイ 6:33)

統治体ゲリト・レッシュ
