ずっと転職、転職と騒いでおりますが、また転職です。少し呆れられているかもしれませんが、自分に合う仕事をしたいという欲求は誰しもあるのではないでしょうか。

 

 さて、新たな職場についてはいろんな事情があってお知らせできませんが、新天地に関しては書けるので、今回のエントリーはその話題を書きます。

 

 結局、福島県いわき市に住んでいたのは約9ヶ月でしたね。家自体は凄く気に入っていたし、ホントはもっともっと住みたかったんですけどねえ。一戸建てというだけでも嬉しいのに5Kの家で、左は操業を停止した工場?、右側は銀行のATMと利用者用の駐車場という「オーディオ好き」には堪らない環境。各部屋にオーディオシステム完備。詳細はこちらでご確認ください(^▽^)/

 

 しかし、仕事面ではずっとは続けられない内容と環境でした。それについては、以前東洋経済さんの取材を受けた記事がありますので、未読の方は、是非ご一読下さい。

 

 新しい仕事が本当に自分に合っているのかは、今後明らかになるのでしょうが、とりあえず、収入面では納得のいく条件で働けることになりました。

 

 ただ問題は、場所でした。北海道というだけでも遠いのに「別海町」というところ。たまたまというのか、今から思うと「運命」すら感じるのですが、昨年初めて「ふるさと納税」というものをやったのですが、その自治体でした。ふるさと納税を考えていた時に、JREモールのDMで別海町特集というのが来て、そこを選び、存在を知っていました。

 

 グーグルマップで検索すると、住んでいたいわき市からは約1300km離れていました。引っ越しの日、当初、不動産屋さんとの立ち合いは夕方5時前後となっていました。しかし12時から積み込みが始まり、13時半過ぎには積み終わることが分かった時点で、不動産屋さんに連絡したら14時前に立ち合いをしてくれることになりました。無事に14時前にすべてが終わり、14時丁度に出発出来ました。

 

 本州から北海道へ車で行くには、津軽海峡フェリーに乗らないといけません。何パターンかあるのですが、時間と費用を考えて、一番短い、青森県の大間から函館へ行くフェリーに乗ることにしました。これは、前もって予約していました。いわき市から大間フェリーターミナルまでは6時間半から12時間くらいかかります。(高速等の利用の有無で時間は幅が出ます。)

 

 4月15日(月)14時に出たら、一番順調に行けば21時くらいに着いちゃうのですが、フェリーは16日(火)7時出港なので、早くに着きすぎても困ります。まだ寒い時期なので、仮眠をとるにもアイドリングは必須。同じガソリンを消費するのなら、走っている方がなんとなく損した気がしない。高速道路を使用しないと高速代も節約できるし、スピードも遅いのでガソリンの消費も少ない。ということで、ずっと下道を走ることに。

いわき市の家を出発するときにトリップメーターを0kmにしました。

途中、詳細に書いているとこのエントリーが終わらないので(^▽^)/、ざっくりで行きます。基本的に北上して、海沿いを走る感じでした。帰還困難区域のすぐそばを走って、東日本大震災のことを思い、複雑な気持ちにもなりましたね。

 

夕方6時過ぎに松島を通りました。去年、観光で歩いた道を車で走破しました。途中、三陸道の無料区間は走りました。三陸道はPAもSAも無いので、休憩するのにはICの外の道の駅を利用しないといけません。道の駅の場所も様々で、IC出口から数百メートルの距離にあるものから、一番遠いのは10km(以上?)離れていました。SAが無いとガソリンスタンドも無いので、適当なところで降りて給油しないとガス欠になる恐れがあります。しかもSAのスタンドなら24時間営業が基本だけど、道沿いにあるスタンドは夜の8時とか9時に閉店になり、給油も不自由します。前もってそれは調べていて、大船渡ICの出口そばには24時間営業のガソリンスタンドがあるのを確認していました。ということで、大船渡ICで一度降りて給油して再び三陸道へ。青森に着いたのはほぼ日付が変わる頃。真夜中の青森は怖かったなあ。恐山まで40kmとか50kmという表示の個所(下北半島の入り口あたり?)で濃霧になる。「恐山」という地名とドライアイスのような感じで、風と共に真っ白な霧が目の前に広がる雰囲気が物凄く怖かった。他に走っている車が殆ど無いのは、走りやすさという意味では良かったけど、心細くなりました。大間へ向かう海岸沿いを走ったのは3時過ぎでした。そしてファミマでおにぎりを買ったりして「時間調整」して、大間のフェリーターミナルに着いたのは3時50分でした。

 

 

まだ外は暗い。しかし乗るフェリーは既に待機していました。街灯のあたりで、霧がかかっていることをご理解いただけるかと。アイドリングしながら少しだけ仮眠しました。5時からフェリーの受付が始まりました。予約していたので手続きはあっという間に終わりました。

 

 

そして乗船開始の6時半まで車で待機しました。乗る頃にはすっかり外は明るくなり霧も晴れました。

 

16日(火)7時にフェリーは出航。予定通り8時20分過ぎに函館港に到着しました。8時半にフェリーから出て、北海道の道を走行開始しました。いきなりカルチャーショックというか、本州との違いを知る。それはスピード。一般道なので(規制が無いと)60kmが基本だと思うのですが、周りの車、1台も60kmでは走ってない。基本が70kmで、少し速い車は80km以上で走っている。そして、どんどん霧が深くなっていきます。

 

16日は8時半に函館を出て、不動産屋さんが契約場所としてアパート(これから住む)を指定していて、そこに18時の約束でした。グーグルマップによると8時間26分かかることになっていました。最初16時と言われたのですが、どう考えても間に合わないので、事情を説明し18時になりました。それでも1時間しか余裕がない。北海道の交通事情が分からないし、休憩時間がお昼を含めて1時間というのはなかなかシビアでしたねえ。

 

何ヶ所かのSAやパーキングで休憩したのですが、写真は八雲PAです。

今回の旅?は時間と体力の問題で写真は殆ど撮れなかったのが至極残念でした。とにかくこの2枚の写真でも霧の深さがお分かりいただけるかと。

 

一番凄かったのが釧路でした。ほぼ雲の中?と思う感じの、真っ白でした。しかも、周りにはライトを点けていない車もチラホラいる。ライトが点いていて辛うじて存在が分かるのに。こんな環境でも80km位のスピードでビュンビュン走っていました。

 

いつものパターンで、アパートのすぐ近くに来てから迷いました。(奈良への引っ越しの時もそうだったなあ。)2分だけ遅刻して18時2分に着きました。不動産屋さんに遅れたことを詫びて、無事に契約が終わり、アパートの設備の説明まで終わったのは19時過ぎでした。そうそう、契約が終わってからこの写真を撮りました。

 

その晩は寝具も無いし、ホテルに泊まることにしていました。別海町にはあまりパッとしたホテルが無いので隣の中標津町のホテルへ。隣町といっても本州と感覚が違います。約30km離れていて、車で30分程かかります。もう暗くなっている道を走るのは怖かったなあ。このホテルに泊まることを決めた時から、夕食場所は決めていました。ホテルのすぐ隣にあるお店。この旅では、15日の夜、16日朝、昼とおにぎり1個ずつしか食べていません。ということで、ちょっとだけ贅沢しました。北海道のお寿司を味わいました。そして、北海道へ来たからにはということで「ザンギ」を頂きました。どちらもとっても美味しかった😊

 

 

ホテルに戻り、泥のように眠りました。

翌朝、ホテルのバイキング式の朝食を頂きました。味付けが全体的に甘くて、北海道の味付けってこうなのかな?という気持ちでした。

 

ということで、今はこの辺に住んでいます。