しばらく空いてしまいました。

しかしながら本作は御大の集大成。

なんせ、御大の第九!!

これは気合入れずには書かれますまい。

 

じっくりしっかり執筆準備してまいりました。

では、ご覧ください。

 

 TODAY'S
 
36.スカイウォーカーの夜明け概説とライトモチーフ解説

 

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

 

 

概説

スカイウォーカーの夜明け、

現時点でのスターウォーズ映画最新作にして、スカイウォーカーサーガ最終作。

そしてなによりエピソード9。

それすなわち第九。

御大渾身のスターウォーズ交響楽の第九にあたる、

御大の映画音楽の集大成たる作品となっております。

 

御大は実は若いころに交響曲も書いておりますが、

それは音源も楽譜も一切出回っていないので市井の市民にはどんな曲か一切わかりません。

現代の音楽における交響楽的先鋒はジョンウィリアムズ御大のスターウォーズ音楽である事に異論が御有りの方はあまりいらっしゃらないと存じますが、

その御大のスターウォーズ交響楽が第九にこぎつけた、

言い換えると御大ご自身の手により第九までの作曲を成し遂げた事は比類なき快挙であり、

万感の思いを抱くものであります。

御大87歳での快挙であります。

 

参考までに先人たちが第九を作曲した年齢を列挙しますと、

・ベートーヴェン 54歳 「合唱付き」

・シューベルト 29歳 「ザ・グレート」

・ドヴォルザーク 52歳 「新世界より」

・マーラー 49歳

・ショスタコーヴィチ 39歳

・ヴォーン・ウィリアムズ 85歳

 

このうちショスタコ以外は第10番は書くことなく世を去っているため、

第九というのは作曲家にとって鬼門であるわけです。

さらに上から3名の第九の高名たることよ。

第九っていうのはすべからく円熟して名作であるわけです。

シューベルトだけやたら若いですが、彼は2年後に世を去っております。

なお、上記の「第九」は必ずしも公式番号が付いているわけではなく一般的通例で第九とされている作品を呼んでおりますのであまり細かいご指摘はご容赦ください。

 

 

すみません、万感の思い過ぎて前置きだけで長文になってしまいました。

 

御大のスターウォーズ映画全編担当案件はさすがにこれで卒業。

Disney+配信ドラマのオビワンのテーマとかは提供してますが、

もうさすがに無理なさらずごゆっくりなされていると宜しいと思います。

スターウォーズほどの大作ではない作品を多少書いて頂けると嬉しいですが。 

 

 

 

ライトモチーフ解説

 

9部作最終作ですので、さすがに新しいライトモチーフは少ないです。

しかしながら集大成に御大はしっかりとライトモチーフを作ってくれています。

重要な初登場キャラはほぼいないのに。

 

以下の全ては私の独断分析による分類とネーミングです。

 

 

友情のテーマ

 

唐突たる漠然とした対象に対するライトモチーフですが、

これが無いと9部作が締まらないというほどの劇的効果をもたらしています。

主にレイ、フィン、ポー、チューイの友情について充てられています。

たまに3POとR2の友情にも。

友情というか、絆というか。

 

 

勝利のテーマ

 

ここに来てまた普遍的な事象に対するテーマです。

ジェダイの帰還にも勝利のファンファーレとかありました。

ただね、これはもう単なる勝利というより大団円なんですよ。

大団円のテーマ。

そしてね、なによりスターウォーズ交響楽最終楽章の最終主題ですよ。

もう御大の音楽の大団円。

これがあるから9部作が締まった。

お見事。

 

 

ダークサイドのテーマ

 

今更たるダークサイドのテーマ。

エクセゴル関連で流れることが多いですが、それ以外のシーンでも流れるのでダークサイドのテーマとしました。

今までの作品でのダークサイド関係のモチーフは各キャラのテーマにて語られてました。

ダース・ヴェイダーのテーマ、皇帝のテーマ、カイロ・レンのテーマ。

今作では各キャラに属さない普遍的なダークサイドについて音楽的に語る必要があり、本テーマが作曲されたのだと考察しています。

見事にダークなテーマ曲になっています。

 

 

レン騎士団のモチーフ

 

フォースの覚醒でもチラッと登場したレン騎士団ですが、

ここに来て本格登場。

モチーフについてはかなり概念的な扱われ方で、同じメロディで流れる箇所は1か所もないです。

ただ、ここで採譜した感じの雰囲気の曲が必ず流れてきます。

もっとも、採譜した部分はレンがエクセゴルに到着したシーンなのでレン騎士団居ないです。

ですが、サントラに収録されているのはこの部分だけなのでこれを採譜しました。

 

 

今回の記事は以上です。

次回から楽曲の解説ですが、分析になかなかてこずっているのでしばしお待ちください。

 

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