モンスター 百田尚樹 著
永遠の0が余りに心打たれたので、とても浮き立ちながら読んでみた.
とても作者が同じとは思えぬ良作.
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた 未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった 。
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それはそれで美しいに越したことはないが、外見が綺麗でも中身が腐ってしまっては本末転倒も甚だしい.
しかしだんだん綺麗になっていく和子に嫌な感じはしなかった.
崎村の存在がちょいちょい和子を腐らせない良いスパイスになっていた気がする.
見てくれで左右される現実に少し残念.自分自身精進した上でもう少し中身を見てくれて欲しいと思う今日この頃.野口ごろう.
最後は少し残念だった…
和子は今まで散々苦しんできたハズ.今更その代償なんて可笑し過ぎる.
和子のアプローチは多々歪んでいるが、でもそれは逆に真っ直ぐな気持ちの表れではないだろうか.
子供は親を選べない.産まれる環境を選べない.性別さえ選べないければ、見てくれさえも選べない.
でも決して卑下する訳ではない.
過去も未来も然程関係ない.今の、今この時点でのありのままの自分を見てくれればイイ.
ここに過去を受け入れてくれるのなら尚イイ.更に共に未来を感じ見てくれるならそれゆえにこそイイ.
何処が特に良かった?と聞かれると少々考えるが、とにかく読みやすくとても楽しめた作品でした.
