エホバの証人カルトニュース ものみの塔 JW.ORG -3ページ目
ものみの塔聖書冊子協会発行の『わたしたちの王国宣教』の2003年7月号に載っている「3月の奉仕報告」によると、今年3月の伝道者数は、前の月よりも1,131人も増えたそうです。
また、補助開拓者(月々50時間、伝道のノルマを課せられる人)の数が一気に、9,535人から30,130人に激増しています。
昨年の暮れより相当の減少傾向にあったエホバの証人でしたが、突然の挽回を果 たし、今年度の伝道者最高数を記録した訳です。

これは、不活発になっていた多くの証人が息を吹き返して、再び、伝道活動を始めたことによる現象ですが、その直接的な要因は、3月に勃発したイラク戦争にあります。
伝道の熱意を失っていた証人たちが、「ハルマゲドンが近い」と感じて、慌てて(?)復帰したのです。
しかし、状況が落ち着いた今、彼らは「まだ先か」と肩を落としています。

100年前から続いている、何とも奇妙なパターンです。


@2012年2月16日(木) エホバの証人 ものみの塔 jw.org
 米国モンタナ州で家畜農場を経営していた101歳の女性が、二人のエホバの証人の長老から全財産に当たる8億円を横領されたとして、裁判を起こしていましたが、先月、長老に対して15年の実刑判決が下されました。

女性は50年前からのエホバの証人で、「あなたの財産を、あなたの信仰にふさわしく用いるべきだ」という長老たちの言葉を受け入れて、財産の管理を任せていたようです。
しかし、無断で家畜農場が売却されたことを知った女性とその家族が不信に思い、起訴することに決めました。
信者でない家族の証言によると、女性は地元の王国会館の信者たちによって、24時間監視されていたそうです。
また、家族が家に入ろうとした際、「私たちが面倒を見ていますから」とエホバの証人たちに言われて、女性に会うことを妨げられた、ということです。
ちなみに、二人の長老は排斥処分を受けています。


@2012年2月16日(木) エホバの証人 ものみの塔 jw.org
  いわゆる「良心的」兵役拒否問題で、韓国最高裁は2日、現在上告審裁判が進行中の2件のうち1件に関する全員合議体を15日午後2時に開き、宣告すると発表した。 

  最高裁はこの日、兵役を拒否した容疑で起訴され、1、2審で懲役1年6カ月を宣告され上告したエホバの証人信者、チェさん(23)に期日通知書を発送した。 最高裁の長が裁判長となり、裁判所の行政処長を除く最高裁判事12人が参加する全員合議体は、通常最高裁判事4人からなる「小部」で事件を審理し、意見が一致しなかった場合や最高裁の判例を変更する必要がある場合、開かれる。 これにより、現在全国裁判所に稽留されたまま審理が事実上中断した関連事件は、今回の最高裁判決によって処理されるものとみられる。 

  最高裁は1969年、良心的兵役拒否問題と類似の事件に対して有罪判決を出し、92年にも入隊後執銃を拒否し軍刑法上抗命罪で起訴された事件も、有罪判決で終結している。 良心的兵役拒否問題は、ソウル南部地方裁の李政烈(イ・ジョンリョル)判事が今年5月、宗教的信念を理由に兵役義務を拒んだ容疑で非拘束起訴されたオさん(22)らに無罪判決を出し、話題となった。 

  その後、全国の下級審で判決が有罪・無罪に分かれ、最高裁は先月初め、国民の法的混乱を収拾するため、下級審の審理を中断させ、上告審事件を迅速に処理すると発表していた。

@2004年07月02日 中央日報/中央日報日本語版
きちんとした格好の上品な婦人たちがグループをなして家々を訪問しているのを見たことのない人はほとんどいないでしょう。しばしば、小さな子供を連れて訪問している婦人もいます。彼らは「エホバの証人」(ものみの搭聖書冊子協会)と呼ばれるアメリカで生まれた新興宗教です。

1.歴史 
この宗教は、アメリカ合衆国において、チャールズ・テイズ・ラッセルという人物が、1870年代に独自の教理を打ち出し、伝道活動を開始したのに端を発します。1881年、「シオンのものみの搭冊子協会」(現協会の前身に当たる)という団体を設立、ラッセルが初代会長になります。

その後、1917年、二代目会長ジョセフ・F・ラザフォードが就任し、組織体制の強化、訪問伝道による布教方法の確立、生活上の新たな規制(クリスマスや誕生祝いの禁止など)などを行います。1943年、三代目会長にN・H・ノアが就任し、世界的な組織体制の確立を果たします。1977年、四代目会長としてフレデリック・フランズが就任しますが、その前頃から、「統治体」と呼ばれる複数指導者たちによる指導体制に移行していったようです。

2.特徴的教義 
その教義内容は、その歴史的過程において様々な変更が加えられてきているので、その経過をたどっていくとなると困難な作業になりますが、その特徴はやはり終末論にあると言えるでしょう。「もうすぐ終りが来るからそれに備えよ」ということを、いろいろ形を変えながら繰り返してきています。

1914年、1925年、1941(2)年、1975年といった年代を挙げながら、ハルマゲドンが来るとか、すべての国々が滅ぼされるとか、アブラハム、イサク、ヤコブが復活して現れるとかいったことが主張されました。そして、その年代が来てもその通りのことが起こらないのに対して、いろいろな説明をつけて、また新たな年代を提出するということを繰り返しています。

現在は、特定の年代を提出することはしていませんが、1914年、既にキリストは天において目に見えない形で支配を開始しているので、もう間もなくハルマゲドンが来ることは間違いないことだとされています。その時が来れば、何が起こるのでしょうか。

彼らは、現在の世界がサタンの支配下にあることを強調します。政治、宗教、商業組織のすべては、サタンの影響下にあります。従って、ハルマゲドンの時には、キリストが地上のすべての組織を完全に滅ぼします。そして、その時に生き残った者たちが、地上での楽園での生活を始めることができるのです。

誰が、ハルマゲドンで生き残る資格を得るのでしょうか。この地上で唯一神に是認されている宗教組織(もちろんエホバの証人のことです)に加わり、その要求する集会出席や布教活動を従順に行ない、様々な生活上の規制も守り、それらのことを通して神への忠実を証明する人がその資格を得ることになります。

3.布教方法 
彼らの教義上、布教活動は非常に重要なものです。彼らは、バプテスマを受ける条件の中には、布教活動を行っていることが含まれています。布教活動をする者でなければ、ハルマゲドンで生き残ることはできません。

彼らは、戸別訪問以外の方法で伝道活動を行っているキリスト教会を非難しています。なぜなら、それが聖書で示された唯一の方法だから、といいます。

彼らは、その会衆(キリスト教では教会にあたります)の担当地域をいくつかの区域に分けて、グループ単位で区域を割り当て、計画的に一軒一軒戸別訪問を繰り返します。彼らの目的は、訪問を通してできるだけ多くの人を継続的定期的な教義学習に導くことです。聖書研究と呼ばれるものですが、実際には彼らが用意した書籍を使って彼らの教義を教え込むものです。

一通りの学習が済めば、各種集会に誘います。日曜日の午前又は午後(2つ)、火曜日(1つ→現在は廃止)、金曜日(2つ)の夜とに定期的な集会があってそのすべてに参加するよう指導されます。そのような集会を通して会衆のメンバーとして定着させ、やがて彼らにも布教活動に参加させます。そうして後、更にいくつかの条件をクリアして初めてバプテスマを受けることができるようになります。

バプテスマを受けた後ももちろん、布教活動を続けなければなりません。月に60時間以上(現在は50時間以上)すると「補助開拓者」、月90時間以上(現在は70時間以上)の布教活動に加えて様々な条件をクリアした人が「正規開拓者」と呼ばれるなど、ランク付けがなされています。

彼らは、布教活動に時間を割くために、職業を変えたり、家庭のことを犠牲にしたりします。あらゆる犠牲を払っても布教活動を優先させようとします。このことは家庭破壊の重要な要因の一つにもなっています。

@[カルト]セミナー
1.信者本人の人格破壊

彼らは自分たちがマインド・コントロールを受けているとは思っていませんが、彼らが組織の教義を受け入れるようになる過程を検討してみると、確かにマインド・コントロールとしての性格が顕著です。

彼らの学習過程の特徴は、エホバの証人の用意した書籍や冊子を少し読み進むとすぐ、その書籍に載っている質問を受けることです。その答えは書籍の中に載っていますから、それをオウム返しに繰り返すと先に進む、ということを繰り返します。更に、このような学習過程を通して教えられるのは、エホバの証人だけが神に是認された組織であって、周囲の他のいかなる考え方もサタンの支配下にあるものとして耳を傾けてはならないということです。

結果として彼らには、組織から言われたことだけが絶対であるという思考パターンが深く染み付いています。ですから、彼らは本来持っていた判断能力や思考の自由さを失っています。彼らはすべてのことを組織から与えられたパラダイムで見、感じ、判断します。信仰生活上の困難が起これば、組織の指導を仰ぎます。自分の考えと組織の指導が食い違っていた場合には、即座に組織の指導の方の取ろうとします。自分の感情さえも、与えられたパラダイムに合うように努力を払います。

元の彼(彼女)を知っている周囲の人々は、礼儀正しい態度に感心する一方で、どことなく元の彼(彼女)とは違う人格に接しているように感じるでしょう。

2.信者と信者の家族との間の関係破壊

例えば、奥さんがエホバの証人の勉強を始めたり、集会に行き出したりしても、最初は「信教は自由だから」ということでご主人も反対しないでいる場合があります。ところが、段々その生活や言動に極端なところが表れ出した時に、忠告や反対をすると、それを頑として受け付けない妻の態度に愕然とする、ということがよくあるようです。それからは、家庭内に言い争いが続いたり、離婚騒動にまで発展したり…。これは決してまれなケースではなく、エホバの証人の家庭に相当の割合で見られることです。

特に、集会や布教活動を家庭内のことよりも優先させること、子供を集会に連れていくこと、エホバの証人独特の細かな生活上の規制を子供にも守らせようとすることなどがその要因になりやすいようです。

3.信者と社会の関係破壊

彼らの教義によれば、世界はサタンの支配下にあります。ですから、その影響下にあると考えられる行為には加わらないように、様々な規制がされています。

たとえば、エホバの証人の子供が学校に行くと、次のような規制を守ろうとします。「校歌を歌ってはならない」「格技の授業をボイコットしなければならない」「クラブ活動に参加してはならない」「クリスマス・誕生日・父の日・母の日を祝ってはならない」「不信者と交際するな」…これらの規制を守ろうとする子供に対して、学校の対応はまちまちですが、学校の退学処分に対して親の側から訴訟…というケースもあります。

大人の世界でも同じ事が起こります。政治的なことや軍隊との関わりが禁じられています。選挙に投票しませんし、地域の自治活動にも参加しません。また、伝道活動により多くの時間を得るために、会社で重要な立場にあった人が会社をやめていくケースもあります。

輸血を禁じているために、幾度も社会問題として取り上げられるような事件が起こっていることは周知の通りです。わが子や自分の生命を失っても、輸血を受けさせないようにと主張するエホバの証人に対して、医療関係者たちは常に困難な対応を迫られています。

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