エホバの証人の性的虐待報告 | エホバの証人カルトニュース ものみの塔 JW.ORG
2月11日から14日にかけて、東京、大阪、札幌の各都市で「第14回カルト救出全国セミナー」が開催されました。
講師のウィリアム・ボーエン氏は、ものみの塔の組織に蔓延する児童への性的虐待の実体を、実際に寄せられた証言を元に報告しました。
その悲惨な報告に会場から時折、ため息がもれました。
エホバの証人の2世として育てられ、5歳の時から野外奉仕に参加し、高校卒業後ベテル本部で働いた経験もあり、組織の中で幅広く活躍していたボーエン氏ですが、3年前に、児童への性的虐待に対する組織の取り決めに致命的な欠陥があることに気付き、問題解決を目指して組織の実態を公にすることを決意しました。
これまで被害の実態が明るみに出なかった理由として、ボーエン氏は「組織は物事を立証するため2人以上の証人の証言を義務付けている」と説明。
それはつまり、虐待を受けた本人の訴えだけでは駄 目で(別々の事件の被害者が数人いても駄目)、同じ現場を2人以上の人が見ていなければならず、仮に、会衆内に虐待の疑いがあっても、「2人以上の証人」がいない場合、長老は懲戒処置を取らないし、警察にも通報しない、ということです。
更に、エホバの証人が児童に性的虐待をした疑いで起訴されても、長老が「潔白だ」と判断したケースでは、組織は弁護士を派遣し、起訴された信者を全面 的に支援します。
ボーエン氏の言葉を借りるなら、ものみの塔協会は「児童に性的虐待をする人間のパラダイス」だそうです。

@2012年2月16日(木) エホバの証人 ものみの塔 jw.org