色んな感情の今シーズン | 日本女子体育大学 水泳部

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こんばんは。

本日のブログを担当させていただきます。

3年江戸あいです。


今シーズンは嬉しいも悔しいもたくさん経験したシーズンとなりました。一番大きかったのは、6年ぶりにベストを更新できたことです。

ただ、専門種目である800mではまだベスト更新ができていません。この悔しさは冬シーズンに持ち越しです。必ずやり遂げます。


書き始めたのは、インカレ前のことです。

私は、インカレ1週間前にコロナウイルスに感染してしまいました。泳ぎ始められるのはレース2日前。

やっと個人で2種目インカレ突破を果たし、これまでで一番良い調子で練習を積めていました。

お休み連絡を入れた時は「大丈夫だよ」なんて平気なふりをしましたが、正直、とてつもなく悔しかったです。

送られてくる練習データや写真を見ながら、悔しいという感情しかありませんでした。

神様は不公平。私の体調管理の甘さですが、人生は思い通りにはいかないのだと痛感しました。


そして、ここからはインカレ後のことです。


私は400m自由形と800m自由形に出場させていただきました。

結果は、自分が思い描いていたレースとは正反対のもの。

今シーズンで一番遅いタイム。

言い訳はしたくありませんが、1週間のブランクは大きく、体調管理の甘さが最悪の結果を招きました。


400Frは、納得のいくタイムではありませんでしたが、あの時できる最大限は出せたと思います。悔しく、苦しい4日間でした。

高校の同期や後輩がメダルを獲得し、輝く姿を目の当たりにしました。正直、何をやっているんだろうと何度も思いました。

でも同時に、強く思いました。

――「来年は同じ場所で戦いたい」

――「もう一度、全国の決勝の舞台に立ちたい」


この悔しさを絶対に忘れません。来年のインカレで必ずリベンジします。


ここからは、私自身の思いを少し書かせてください。


400m自由形には、過去にたくさんの悔しい思い出があります。

全中は標準記録をベストは切っていたのに、本番は0.01秒届かず大号泣。

インハイもボロボロ、JOもあと0.1秒足りずで毎回切れず、突破できませんでした。そのため、いつも800m自由形だけ。

だからこそ、今回400m自由形で初めて全国大会に出場できたことは、私にとって大きな意味がありました。

しかも、その標準を突破したのが「チャレンジレース」だったこと。

800m自由形でも決勝で標準を切ることができました。


私は昔から2本目のレースが苦手で、毎回タイムを落としてしまいます。正直、周りからは「厳しいだろう」と思われていたと思います。

でも今シーズンの私はこれまでと違いました。

前向きに考えられるようになり、「なんか行ける気がする」と思えたり、「もし無理でもまだチャンスはあるから大丈夫」、「2本目なんて、練習!」と気持ちを楽に持つことができました。

結果として今シーズン得られた一番の収穫は、

自分を気負いすぎないこと”。

切れるか切れないか分からない状況を、諦めるのではなくむしろ楽しむことができたのです。


のぞみ②に「どうしてあいさんはそんなにメンタル強いんですか?」と聞かれたことがあります。

その時はうまく答えられなかったけど、今なら言えます。

私はメンタルが強いわけではありません。ただ、強く見せているだけです。気持ちを無理やりでも上げて、根拠のない自信を並べていたら、自然と結果はついてくると信じています。逆に「無理だ」と諦めてしまったら負け。

どれだけ頑張ってきたかは自分が一番知っているはずだからこそ、

自分を信じて足掻いているだけです。

レースの日、緊張して顔が硬くなってしまう子、泣いてしまう子は多いと思います。特に日女には多いイメージです。

その中で、一人でも笑顔で声をかけられる人がいたら、チームの雰囲気も少し良くなる。私はそう思って、自分のためにも、チームのためにも、笑顔を忘れないようにしています。

個人スポーツだけど、水泳は一番チームスポーツだと私は思っています。仲間の結果を応援して、素直に喜び合える競技ってそうそうないと思うからです。

もちろん、私も溜め込みすぎて爆発して泣いてしまうこともあります。その時は「あいさんが泣くなんて珍しい」と言われます。

強く見せることで強くなれた”のは事実です。

本当に溜め込みすぎた時は助けてね。

助け船を出すのは苦手なので気づいて欲しいです。


私は今、6年間という長いスランプを抜け出そうとしている真っ最中です。今シーズン、ようやく希望が見えてきました。

高校生の時、怪我でドクターストップがかかり、泳げない時期がありました。治らない怪我だと言われ、もう水泳を諦めろと言われたこともあります。「もう一生泳げないのかな」と思った時期もありました。でも自分が自分に負けた気がしてそれが悔しくて、病院の先生に逆らって泳ぎ始めました。泳げない悔しさの中で、それでも「負けたくない」と思い、苦しみながらも練習を重ねてきました。

悪化もして、苦しい日々。それでも「いつか報われる」と信じて、練習を積みました。

大学に入ってからも怪我に苦しみ、泳げずに練習を見ているだけの日々もありました。何も考えてなさそうってよく言われます。本当は悔しくて仕方なかったです。

でも、トレーナーさんに言われました。

「好きじゃなきゃ、とっくに辞めてるよ」

その時、気づきました。

ただ私は水泳が好きだから続けているんだって。

結果が出なくても、どんなに辛くても、結局「泳ぎたい」という気持ちでここまできました。だからこそ、どんな状況でも諦めずにここまで来られたんだと思います。

誰にでもスランプや挫折はあります。でも、それはその人に与えられた使命だとも思っています。

諦めるか、それ以上に頑張るかで未来は変わる。私はそう信じています。私以外にも絶対に心が折れた人はいると思います。そんな人たちに"あそこまでどん底に落ちた私がここまで成長したから大丈夫だよ"って胸を張って言えるくらいの結果を出したいです。


こんな水泳に対して強い思いを持てるようになったのは、今まで支えてくださった方々がいたからです。

喝を入れてくれた人、励ましてくれた人、厳しくも温かく見守ってくれた人。

こんなちっぽけで何も考えていないような私を頑張らせてくれた方々に感謝しかありません。


私はプレッシャーという言葉が大嫌いです。意味のないものだと思っています。でも、実際はプレッシャーをかけられた方が私は、頑張れるタイプです。みなさん私にプレッシャーをかけまくってください。

ラストイヤー、皆さんの期待を必ず超えてみせます。

結果は必ずついてくるはずです。


私の同期は、強いです。全員が努力を惜しまない人間です。気持ちはちょっぴり弱いかもしれないですが、共に頑張ってきてたくさん支えられてきた今ならはっきりと言えます。少し悪い方向にいってしまうこともあるけれど、全員が負けたくないという強い意志を持っていると思います。ラストイヤーはそんな心強い同期と共に頑張ります。

笑顔で大学4年間を締めくくりられるように。4年生も引退をされ、最高学年になりました。恵まれた後輩達と共に最高の景色を先生方、そしてマネージャーさんに見せたいと思います。


今年のインカレは最後の最後にコロナにかかり練習せずに本番を迎えました。これはこれであいらしいねと何度も言われました。

そんな私らしさをどこかに捨て、ラストシーズンは、死に物狂いで練習をし、笑顔で終えたいと思います。来年の今頃書くであろうラストブログで、水泳人生、そして最高でした!!後悔ないです!と必ず書きます!

みなさん見ていてください。15年間以上の水泳人生に最高のピリオドを打てるように頑張ります。

チームのために自分のために戦い抜きます。



私の水泳人生の集大成スタートです!


来年の日本女子体育大学水泳部は、期待していただいて大丈夫です。

今いる1~3年生の成長に加え、頼もしい新1年生も多く入ってきてくれるので、「弱くなった」なんて言わせません。

これからも日本女子体育大学水泳部へのご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。

また、本学の水泳部に少しでも興味を持ってくださった高校生の皆さんからのご連絡もお待ちしています。


みんな、2026シーズンも頑張ろう!!


最後にのぞみ!

私は、のぞみと約束しました。

来年こそは2人で強いところで戦うことを。

のぞみとは同じ種目でのぞみが入学してきてからずっと一緒に泳いできました。

ラストイヤーは、そんなのぞみと同じ種目で最後まで戦いたいです。争うことは大嫌いな私たちですが、各々に考えてることはあります。

お寺でも神社でも2人でお参りしたから私たちは最強ってことで笑

OFF期間に2人で遊びに行き、やる気もぐんっと上がっています。冬シーズンの私たちの成長具合楽しみにしていてください。

そんな次のブログはのぞみです✨