宝物 | 日本女子体育大学 水泳部

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こんばんは!

本日のブログを担当させていただきます

4年水谷瑠那です



ついにラストブログを書く日が来てしまいました🙀


ラストブログは、これまでの競技人生を振り返りながら、出会ったすべての方々への感謝の気持ちを込めて書かせていただきます。

少し長くなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです✨️







本当に濃い12年間の競技人生、そして4年間の大学水泳でした。



私の水泳人生は、6歳のときに兄弟の影響ではじめました。最初は週1回のお遊び程度で、進級テスト後にプールで遊べることや、帰りにアイスが食べられることが楽しみなくらいでした。


小学5年生になり本格的なスイミングに移り、育成クラスの1ヶ月体験のはずが、まさかの選手コースへ飛び級。おそらく前代未聞の泳力で選手コースへ(この時、平泳ぎとクロールは50mほどの泳力で、それ以外の泳法は泳げませんでした💧)

そんな状態からのスタートだったので、練習後は体が痛すぎてご飯中に泣き出したり、箸すら持てなかったこともありました笑、今思えば、おそらく水泳ではなく拷問を受けていたのかもしれません。


そして半年後に大会デビュー、

そこからは毎試合ベストが当たり前で、気づけば空手をやめて水泳に専念していました。



中学2年で初めてJOに出場し、全国の舞台を経験しました。その後、毎年出場していましたが全国で戦うことは出来ませんでした。


高校では、コロナ後の高校2年から結果が出ず苦しかったですが、それでも「もう一度挑戦したい」という気持ちで大学でも水泳を続けることを決めました。


大学1年の夏、高校よりも更に落ちるところまで落ち、どん底を経験しました。泳げば泳ぐほどタイムは落ち、競技を見ることすら嫌になり、本気で水泳を辞めたいと親に相談しました。帰省中はほぼ毎日泣いていました。(おそらくこの時の実家のティッシュの消費量は相当だったと思います笑)


冬シーズン、ダラダラしていても時間の無駄と思い腹をくくり、角田コーチのもとで特訓。

「これで結果が出なければ辞める」と覚悟を決めたシーズンで、4年ぶりの自己ベスト。

9ヶ月後には専門種目でもベストを更新することができました。

あの時、「諦めなければ必ずできる」と確信できたことは、これからの人生においても大きな力になると思います。





大学2年では、個人でのインカレ出場とはなりませんでしたが、リレーで出場することができました。

その後、環境が大きく動き、水泳を辞めようかなと思う時期もありました。


大学3年では、6年ぶりの個人全国出場。

インカレ標準を突破したときは、復活の喜びに涙し、辞めなくてよかったと心から思えた瞬間でした。


そしてラストイヤー、

個人インカレ出場はあと一歩届かず、悔しい結果になりました。この1年間、今年こそは全国で戦うぞと全てを捧げてきたからこそ、悔しくてたまりませんでした。全国で戦うスタートラインにも立てていない情けない結果。もっともっと上に行きたかった。

けれど、振り返れば挫折も悔しさも含めて、全部が私の宝物になったと思います。








ここまで来られたのは、本当にたくさんの人のおかげです。


最初に水泳の楽しさと厳しさを教えてくださった地元のコーチ。

礼儀や覚悟を教えてくださった高校の先生方。

大学で再び立ち上がらせてくださった角田コーチ。

6年ぶりの全国へ導いてくださった研太さん。

そして、いつも気にかけてくださるすべてのコーチ。


どのコーチとも出会わなければ、今の自分はいません。心から感謝しています。



そして、家族へ


お母さん

「辞めたい」と弱音を吐いた私を、厳しい言葉でも愛情を持って背中を押してくれてありがとう。あの時の言葉があったから、ここまで来られました。


お父さん

帰省のたびに“自称かっちゃんタクシー”で迎えに来てくれて、いつも変なことをしてどんな時も笑わせてくれてありがとう。私の大きな支えでした。



同期の鈴望へ

たくさんぶつかり合って、支え合って、一緒に戦ってくれてありがとう。

鈴望は、私が見てきた中で一番の努力家で、そして「極太の芯」を持っています。自分で決めたことは必ずやり抜く、そのまっすぐな姿勢を本当に尊敬しています。正直、あんなに強い芯を持った人を他に見たことがありません。

その姿勢に何度も刺激を受け、思わず本人にインタビューしたこともあります笑


ラストとなる短水路の大会で4年ぶりにベストを出した姿には本当に感動し、自分のことのように嬉しかったです。


最後のインカレ、一緒に最高のレースにしよう🤝🏻🔥






部員のみんなへ

みんなと一緒に水泳ができて本当に幸せでした!

一人ひとりが真剣に水泳に向き合う姿は、私にとって大きな励みであり、何度も前に進む力をもらいました❤️‍🔥

少しは肩の力を抜いてもいいんじゃない?と思う時もありましたが、その真面目さこそ日女水泳部の強みだと思います。


一緒に過ごした時間、全部が大切な宝物です✨️


そして水泳を通して出会ったすべての方々へ

水泳を通じて出会えたことは私にとってかけがえのない存在です✨️✨️









最後に


水泳は思い通りにならないことの方が多く、時に残酷でした。

それでも、努力が実った瞬間の喜びは何にも代えがたいものだったと思います。


悔しさも、喜びも、涙も、すべてが大切な宝物です✨️

この経験を胸に、これからの人生を歩んでいきたいと思います。


12年間、たくさんの応援とご指導、本当にありがとうございました!



最後のインカレは、

個人での出場は叶いませんでしたが、フリーリレーとメドレーリレーに出場させていただきます。

この舞台で泳げることを心から楽しみ、水泳人生の集大成、笑顔でやり切ります!!

そして、チーム全員で戦い抜きます👊🏻❤️‍🔥❤️‍🔥 


日本女子体育大学水泳部のご声援のほどよろしくお願いいたします!