前回は、競馬、競輪、パチンコ等のギャンブルが控除率という名の下で胴元にとられていて、儲からないとの話をしました。一番高い控除率は宝くじの54%という話しもしました。
パチンコ(控除率約13%)やカジノでも結局胴元が儲かるようになっています。そうでないと、産業として商売が成り立たないですよね。パチンコホールが潰れるのは、客に大勝ちされて負けたのではなく、客入が悪く売上不振になり、固定費(家賃、人件費、機械の償却費等)が賄えないだけですから。パチプロに潰された店はありません。
そういえば余談ですが、韓国でカジノをやった時も、一緒に行った人から「ルーレットはやらない方がいいよ」と言われ、なぜなのかと考えましたが、控除率が高い(アメリカ式ルーレットの控除率は5.26%)からだと気づきました。
アメリカ式というのは、「0」、「00」が入っている38箇所のスロットがあるのですが、赤か黒(または偶数か奇数)のどちらかに賭けても2分の1の確率にはならない。つまり「0」、「00」に入る確率(2÷38、5.26%)だけ長く賭ければ負けるようになっているからです。
皆さんの記憶も新しいと思いますが、大王製紙の御曹司がカジノで約100億円を超す金額を負けたとも言われています。この方も東大を出られて、長くやればカジノで勝てない事(最初は勝っていたと言っていましたが)くらいは冷静に考えれば解る分別はあったと思いますが、ギャンブルも依存性があるので、嵌ってしまうと止められないのでしょうね。
まあ、ギャンブルで勝てないのは仕方ないとして、金融商品(FX,株、先物、商品等)でもギャンブル(投機)をしている人が沢山いるのは驚きです。
本屋に行くと(最近はインターネットの情報商材でも多いですが)、「サラリーマンでも絶対勝てるデイトレ方」、「チャートで1億円稼ぐ○式デイトレ」、「デイトレで勝ち続ける方法・・・」、「FX常勝の○テクニック」、「仕手株で儲ける・・・」等、普通に考えたら有り得ないようなタイトルが並んでいます。
まあ、アイキャッチとしてタイトルが大切なのはよく分かりますが、はっきり言って詐欺商法に近いと思います。
1日だけ、あるいは百歩譲ってみれば、その本に掛かれているやり方で数か月は勝つことはあるかもしれませんが、それはたまたまであってラッキー以外の何物でもありません。
みなさんも友達とじゃんけんをして、5回や6回くらい連続で勝つこともあるでしょうし、単純に64人いてトーナメント式にじゃんけんをしたら、必ず1人は6連勝する人は居ますよね?
でも、その人がじゃんけんの天才で、ずっとこれからも勝ち続けると思いますか?多分、その勝った人も、「今日はたまたま運が良かっただけです」と言うと思います。それと何ら変わりはありません。
「デイトレ」や「テクニカル分析」で永遠に勝てる方法などは無く、単に丁半博打に強いという程度の意味しかないです。丁半博打ですから、誰かは勝つのですが、その人(やり方)がずっと勝つのは難しいです。
もし本当にそんな方法があるなら、本やインターネットで皆さんに教える必要があるでしょうか?「他の人にもお金持ちになって欲しいから」というような事はあり得ないでしょ。だって本当のノウハウは教えないでしょ、教えたらそんなものはノウハウでも何でもなくなり、自分が市場で勝てなくなるのですから。
つまり「再現性が無い」のです。
確かに、ギャンブルでも勝つ人はいるでしょうし、宝くじでも当たる人はいます。デイトレで儲かった日もあるでしょう。でも、全て再現性が継続的に証明できないのです。つまり、これをビジネスとしては成り立つようには出来ないので、高額商材やセミナーなどで回収しようとしているのです。自ら再現性を証明できるなら、他人に教えないで、自ら黙ってやっています。
次回は、もう少しデイトレがなぜ儲からないということと、なぜ人は色々なインチキ商材に騙されるのか、個人はどう対応すればいいかと言うことを書きたいと思います。
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