皆さんこんにちは! JWCの佐草です!
本日は嬉しいご報告があります!
ネコに咥えられ保護されたカルガモのヒナのリリースが、8月28日(木)に無事完了しました!
保護当初はまだ体重も34g程度しかない小さなヒナでしたが、その後、順調に大きくなり、ケージも成長に合わせて変えていきました。
屋外バードケージへ移動後、豪雨の日などもありましたが、こちらが避難させずともきちんと草陰に身を隠して過ごしていました。
翼鏡も生え、しっかりと風切羽も伸びたことを確認し、いよいよリリースを行いました。
初め、ケージから出した直後は外に動揺している様子でしたが、こちらからも追って川へ入るように促すと奥まで進んで水浴びをしたり、魚を追いかけたりするようになりました。
翌日、同じ場所へ行くとまだ近くに姿はありましたが、翌々日にはその場を離れたようで姿は見かけませんでした。
私達にできることは本当に僅かなことで、やはりどう足掻いても本来の親にはかないません。
今後、あの子が自然の中でどれだけ自力で過ごせるかは分かりませんが、少しでも長く生きていってくれることを願うばかりです。
《JWCからのお願い》
この時期、ほとんどの哺乳類・鳥類は子育てを行います。
その為、ヒナや幼獣の近くには、親がいることが大半です。
結果的に親子を引き離す結果となってしまう可能性があるので、見つけたとしてもすぐに保護しないようにしてください。
また、片方の視点から見れば残酷なことのように思えるかもしれませんが、孤児や落巣雛などはその時期子育てをしている他の野生動物たちの大切な糧となります。 命が新しい命を繋ぐ尊い自然の連鎖についてもぜひご理解ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。
一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。
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