タヌキの紹介Part.1 | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

どうも。梅雨ですね。
さとやま的には、雨水タンクの中身が溜まるので、あめあめふれふれ状態なのですが、皆さんはいかがお過ごしでしょう。

 

 

今日は、以前来たタヌキの四姉弟のお話をしたいと思います。
この子たちが来たのは5月13日。
もう二カ月になるんですね。
離乳も始まり、ミルクに浸したバナナや蒸かしたサツマイモなどもあげはじめています。
最近は、夜にしっかり寝てもらうために、日中に遊んであげたりしています。四匹が四匹とも個性が強くなってきて見ていて飽きません。
さて、そんなおチビさんたち。今回は一匹ずつ紹介していきたいと思います。
多いので今日は四匹のうちの二匹の紹介。残りはまた後日に回します。

 

一匹目は『うめ』ちゃんです。
黄色のリボンがトレードマークの女の子です。
四姉弟の中で一番活発で、一番好奇心が旺盛です。僕とはライバルのような関係で、通りがかり際に噛みついてきます。他にも、気分が乗ると噛みついてきます。でも普段は膝の上に乗ってきたりもします。今のところ、おチビたちの中で、唯一、こっちの手が出血するほど噛んでくる子です。こちらもイヌ用のおもちゃで対抗して遊びます。いろんな意味で、四姉弟の中では一番絡む子です。

 

二匹目は『つくし』くん。
リボンをしていない白一点の男の子です。
四姉弟の中で一番やんちゃで、一番食欲が旺盛です。姉弟の中では唯一の男の子で、お姉ちゃんたちに噛みついてちょっかいを出しては怒られています。見ている限り末っ子のようで、お姉ちゃんたちが寝ていると、その上に乗って寛いではお姉ちゃんたちの安眠を妨害しています。僕との関係は良好です。

 

 

このように、一口にタヌキと言ってもみんな様々。
臆病な動物ですが、四匹の中でも特に臆病な子がいたり、怯えている子の隣で無頓着に遊んでいたり、個性も様々です。
これから秋になって食べ物が増えてくる時期が来るまでの数カ月で、しっかりと野生でも暮らしていける、そんな子たちに成長してくれることを願っています。