早速現地へ車を飛ばして行きましたが
、すでにライオンの姿はありませんでした。殺された牛を放牧していたマサイの人によると、すでにライオンはブッシュの中に隠れてしまったとの事でした。そして殺された牛は、マサイの人達自らさばいて、肉として持って帰ったとの事です。この写真
はその牛をさばいた所です。枝を切ってその枝を敷物として利用します。
しばらくするとジョセフ隊長がアイトンへ行かなければならないと言い出しました。もう牛もさばかれてマサイの人が持って帰ったし、ライオンも見つけられないとなると、どうしてアイトンへ行く必要があるのかと聞いたところ、KWSのレンジャーが殺された牛のオーナーに話をするとの事でした。
マサイ人は自分達の家畜が殺されると、それがライオンであろうと人間であろうと復讐を行います。その為、レンジャー達はその牛のオーナーに、復讐をやめるよう説得をするというのです。
マサイの人達にとって、家畜は財産です
レンジャーではないマサイの人と話をすると、自分達の家畜を殺されたら必ず復讐すると言います。しかし、現在は実際に家畜を殺したライオンやヒョウを殺しに行くケースはあまりないようです。ライオン等を殺してはいけないという事はすでにマサイの人達の間でも知られていることだからです。それでも、彼らにとっては家畜1頭1頭に名前をつける程ですから、僕らのペットが殺された気持ちと同じ気持ちになる事も十分考えられます
この問題は本当に難しいですね。