
車の後部座席に座っていたフランシスが突然、大きな声を発しました
どうやら、サバンナで放牧をしているマサイの人に向かって叫んだようでした。何事かと思い見渡してみると、1頭の子牛がテクテクと群れから離れて歩いています
自分の母親がいる牛の群れではなく、ヌーやシマウマたちの群れへ向かって歩いていたのです
すかさず車を走らせ、子牛の行く手を塞ぎました。それからフランシスが車から飛び降り、その子牛を捕まえようと走っています
他の人達も車から降り、どうにかその子牛を捕まえることが出来ました
この光景を見て、やはりマサイの人達は放牧民族なんだとつくづく感じました
他の人の牛であっても、異変に気付いたらすぐに助けに行く機敏さは、素晴らしかったです
その子牛の母親も心配していたのか、群れから離れてこちらに向かって歩いていました。子牛をその母親に託しているところを見て、このような事は日常茶飯事なことなんだろうなとも感じましたよつばの

こうして今日も、マサイマラ独特の光景をまた見ることが出来ました

子牛を無事捕まえたところ