そこではいつものように、焼きとうもろこしやお菓子を売っている人がいました
ところが、突然その人達がそこからいなくなってしまったのです。商品はそのまま(とうもろこしもそのまま火にかかったまま)で、売っている人が皆いなくなってしまいました

実は、市役所の人達が、道端で商売している人を取り締まりに来たのです。店を出す人は役所に税金を支払わなくてはならないのですが、道端で商売をしている人達にその様なお金はありません
だから捕まらないように逃げるしかないのです
店の主人がいなくなった後、悪い人がいればその商品を持って行ってしまう可能性もあります。しかし逆に、ヤギが商品を食べようとしているところを追い払っている人や、とうもろこしが焦げないように、ひっくり返してあげている人がいました

それは妙に心が温まる光景でした
僕にとってはこんなところもケニアの魅力の一つです