10/26,27の2日間、名古屋・岐阜へ(一社)長野法人会青年部の視察研修例会に参加してきました。
数か所を拝見させて頂きましたが、ここでは「ミズノテクニクス 養老工場」様へ伺った内容を…。
ミズノテクニクス様はスポーツ用具メーカーの「ミズノ」100%出資子会社でゴルフクラブ、ゴルフボール、野球用木製バット、野球用硬式球等を製造している会社です。
皆さんも一度はその風景などはテレビなどでご覧になったことがあるのでは?という位に有名ですね。
ご担当者様にゴルフ用具製造やバット工場等アテンド頂いたのですが諸事情により撮影不可との事でした。
最後に通されたバットの展示室。
ここには歴代の名選手が使用したバットがズラリと展示されていました。
巨人~ヤンキース時代の松井秀喜選手のバットが年度別に。
ん?2001年度版が無いですね?
おおおおおお!
王さん!
バース!
落合選手!
三冠王じゃないですか~~。
その横には鉄人衣笠…
王さんのバットが意外に短くて驚き。。。
イチロー選手のバット。
グリップエンドが丸みが強いのが第一印象です。
他にはMLBの選手のバットもありました。
野茂投手の女房役として日本でも有名なMピアザ選手。
強打のスイッチヒッターのC・ジョーンズ選手等々。
色々拝見していると突然に…
クラフトマンの渡邊氏による実演が!!
渡邊氏は主にパリーグを担当されています。
ちなみにセリーグは名和氏です。
名工と言われている氏の実演を間近で拝見できるなんて…。
嬉しい!!!!
※なぜセとパに別れているかは詳しくはわかりません。
これは見学できたとしても実際の作業を拝見できるのはかなり貴重だそうです。
そうですねよ、見学の度に職人さんが実演されていては実務に支障がでますもの…。
ありがたい事です。
これは日本ハムファイターズ 中田翔選手のバットを製作しています。
20分程で研磨まで完了です。
このあと塗装などの工程に移りますがそれは別の話。
実演後、質疑応答のお時間も頂けました。
野球好きの多い、我が青年部。
質問、質問…。
僕は「一選手で年間何本位バットを使うのでしょうか?」
という質問をさせていただきました。
お答えは「100本位でしょうか」
皆、「?!」
どよめきが上がりました。
ひゃ、ひゃく…
何人選手がいるのよ…
1球団に契約選手20~25人としても2500本
×6球団となると。。。
試合だけでなくキャンプも含めての本数なのですが、それにしても…。
キャンプ中は各球団のキャンプ地に訪れることもあるそうです。
それぞれ選手の好みや注文も違うので凄いです。
今回の例会では日本の「モノづくり」に対しての精密さ・緻密さ・使い手への配慮、心づかいが具に感じられました。
日本のみならず海外の選手も日本の製品を希望しているという事実。
もちろん海外製品も優秀で日本に勝るとも劣らないと思います。
ですが相手への心遣いは日本が一番!と思いたいです。
私は物売りとして、作り手(製造者様)と使い手(エンドユーザー様)の間にいます。
いかにその両者をきちんと結びつけるか、という責任の重い立場にいることが改めて感じさせて頂きました。
同社へ見学依頼もかなり多いとの事ですが、都度対応はされていないそうで、今回の視察はかなり関連企業様のご支援ご配慮いただいた結果だと思います。
末筆になりましたが衷心より御礼申し上げます。
機会があればぜひ皆さんも見学へお出かけください。