《ランドフィル概要(2012年1月現在)》
・住所
タイ王国コンケーン県
・誕生年
1980年代。90年代からゴミ来集量が急激に増加。
・面積
16.3ha(98ライ)
・土地の所有者
地方自治体
・世帯数
約60世帯
・人口
200人以上
・主な仕事
ゴミの仕分け、リサイクル品の業者への販売
・一日のゴミ来集量
180~200トン
・インフラ
水道、電気、道路は整備済み。だが、ランドフィル住民が使用する地下水には、ゴミから出てきたダイオキシンが混入している疑いがある。
《住民概要》
・コミュニティ形成時の人々はもともと農民だった。
・一日の労働時間
人によって異なるが、8~14時間。この時間には、ゴミ収集車が来るまでの休憩時間や、ご飯休憩時間を含む。昼間に活動する人の実労働時間は約7時間、夜間に活動する人は4~5時間程度。あくまでランドフィラーズの感覚的判断による。
・若い世代がとても多い。そして、10代で結婚、出産している若者が大勢いる。僕が知っている限りでは、一番若い人で15歳子持ちである。若い世代が子供を作る理由は、第一に避妊をしないこと、第二に子供を産んで早く彼らに仕事に就いてもらい、経済的に豊かになりたい為。
・教育事情
40歳以上の住民は、文字を読むことができない人が多い。また、ほとんどの子供は(私立、もしくは公立の)学校へ通っているが、中には学校へ行かず、ゴミの仕分けをしている子供も見かける。学校へ通わない子供は中学生(14~15歳)ぐらいからいる。理由は不明。
・一日の収入
一人当たり130~150バーツ程度。
《その他、気づいたこと、見聞きしたこと》
・ゴミ収集車にチップ(僕が見たときには200バーツ)を渡すことで、その車が持ってきたゴミを一人で仕分けできるというシステムがあり、交渉が成立するとそのゴミには誰も手を出せない。
・ランドフィルにはショベルカーがあるが、それを運転している人は地方自治体に雇われた人たちである。
・娯楽は賭博のみと言って良い。時間が少しでもあれば集まり、お金を賭け合っている。金額は5~20バーツ程度が最低の賭け金。
・家電やバイクはどの家庭も持っている。テレビ、扇風機、洗濯機、携帯、スピーカー、DVDレコーダーなど、家庭によっては何でも揃っている。さらに、自家用車を所有している人も中にはいるが、あまりいない。
・人によるが、ゴミの中からまだ使えそうな物を拾ったり、場合によっては食べ物(パン、お菓子、野菜、果物など、何でも)も拾う。ただ、物を拾う理由は「拾わなければならないほど貧しい」訳ではなく、「まだ食べられるれるし、もったいない」程度の感覚である。
・基本的に皆仲が良い。仕事中も休みの日も和気あいあいと暮らしている。
・ランドフィル内で結婚する場合がほとんど。だが、もちろん例外もいる。
・ランドフィル住民が住む所には村のコンビニこようなものがあるが、皆、コーヒーやパンなど、毎日買い食いしている。生活を見る限りでは貧しさを感じさせない。ちなみに飯屋もある。
・ランドフィル内にはゴミ処理施設があり、そこには企業に雇われた人たちが常駐しており、5~6人いる。彼ら曰く、
ランドフィル内で使われている水の中にはダイオキシンが入っている。ちなみに、ランドフィル住民との交流はほとんどない。
・ランドフィル外に住む人でも、ゴミの仕分けをしに来る人がいる。
・ランドフィル内の居住区は2カ所あり、両者の交流は少ない。
ランドフィル住民は外の人々の目を気にしているのか、ランドフィルへ出入りする際には少し遠回りをしている。

