ズレから見えたもの
かなり昔話としか言えませんが。
あるホールに出入りする機会がありまして。
そのホールは、従業員教育に力を入れておらず、目を覆う場面もありました。
会議で、朝一の営業が弱いのは?と話しながら、その参加者は、朝一に出勤した者がいないという、本末転倒なこともあったりしました。
現場も荒れており、だらしないアルバイトも多く、言葉遣い・服装だけではなく、空気も淀んでいました。
あまり深く関わることのないホールでしたが、ある時事務所で待たされることになりました。
役職者と他愛もない話をしながら、事務所内を観察していると、だらしない象徴とも言うべきものが目に入ってきました。
時計
ホール事務所には、おそらく3つ4つの時計があることは、普通かと思います。
壁時計・置き時計・ホールコンの時刻表示・景品やサンド等の管理コンの時刻表示・パソコン・タイムカード…
私には少し妙な癖があって、子供のころから周りにある数字や文字を無意識的に記憶しようとするところがあります。
一種の神経症とも言えますが、自覚はあります(笑)
事務所の時計が、まあ見事にバラバラなんですね。
アバウトなお店にありがちな傾向です。
そのバラつきの最大や平均などを意味もなく考えながら、世間話をしておりました。
その日から数日経って、また事務所に行くことがありました。
もちろん時計はバラバラのままですが、一つだけ以前とズレ方の違う物がありました。
それに気づくと同時に、嫌な汗が出てきました。
前回の訪問よりタイムカードが、数分遅れていたのです。
他愛も無い話を続ける役職者に『アルバイトさん綺麗な方多いですよねぇ~』なんて言いながら、タイムカード見ていいですか?と切り出しました。
『綺麗な方でも字は汚いのは、勿体ないですね』などと話しながら、見て行くと打刻時間に規則性が…。
ある日は定時3分前に全スタッフが打刻。
何日か連続で同じ様なケースもある。
このタイムカードはデータ保存・吸い上げのタイプでは無く、あくまで打刻のみに使用されるタイプのものでした。
上から目線でしか話さない役職者と、そんな人間ばかりのホールでしたし、役目を越えて進言すること=ビジネスの不和を招く現場でもあり、時計ズレてますよ程度のお話だけしました。
結論から言うと、打刻の不正がありました。
鍵をどこからか入手し、時刻を動かすという大胆不敵なものです。
規則上、ペナルティがキツいこともありましたが、それ以前に問題のあるホールでした。
不正や管理についての!はありましたが、そこから飛躍して、物差しが違っているという悲劇、そして物差しがあてにならないどうなるのか?と考える教訓になっております。