渋すぎる、と思われないといいのだけど。

ブッダ 手塚治虫

漫画です。


どこまで史実に基づいて書かれているかは分からないけど、

ブッダがシッダルタ王子として生まれ、
修行にでて、ブッダ(目覚めた人)になり、
涅槃に入るまでを描いた作品。

なんだか固い内容に聞こえるかもしれないけれど、
至る所に手塚治虫ワールドがちりばめられていて、

こんなシリアスなこと話してるのに、こんなふざけたコマ入れていいのかな、とか
ブッダの顔、このコマだけブラックジャックなんだけど!とか

遊び心満載。

手塚治虫さんも楽しみながら描いてたんだろうなあ。


悟りきったブッダとしてではなく、悟りに至る前も悟った後でさえ

迷い、苦悩し、周囲に翻弄される、人間臭いブッダが描かれていて

本当はブッダだってこういう人間だったかもしれないなーと思わずにはいられない。


ブッダを慕いながらも権力や私欲に揺れ動く仲間の人間模様も描かれていて

そういうものには嫌気がさしてしまうけれど、

それでもそれが人間の本質かもしれないな、と思うし

人間って本当に弱い生き物だな、と思う。


そういう弱さに愛しさを感じるような気もする。