読みたい本を全て買うことは出来ないけれど
何度も開きたい本はやっぱり手元においておきたい。

海からの贈物


これは手元においておきたい本でした。

海からの贈物 リンドバーグ夫人(吉田健一訳)

リンドバーグ夫人は飛行家チャールズ・リンドバーグの妻で、アン・モロー・リンドバーグというそうです。

私は古本屋さんでこの新潮文庫の本を見つけたのだけれど、
著者は「リンドバーグ夫人」となっている。
どうしてだろう。すこし違和感。

とても知的で、繊細で、静かな文章の中に、

女性として、人間として、どう生きるかべきか、

著者の自分自身との対話が綴られている。

「どう生きるか」って固い話ではないし、よくある自己啓発的な話でもない。

海で拾った貝をモチーフに、自分自身の在り方を考察しているのだけれど、
それは個人的すぎるものではなくて、万人に当てはまるのと同時に
世界に開かれた考え方でもある。そういうものを示している本。

ように思えた。

うまく言葉で表現できないけれど。

こういう穏やかさと品と静かさが
もっともっと世界に溢れていればいいのに、と思った。

きっと何度も読むし、多くの人にも読んで欲しいと思った本でした。


バラ