ドゥンガがセレソンの監督に就任。 | キングのサッカー観戦日記

ドゥンガがセレソンの監督に就任。

カルロス・アルベルト・パレイラ監督の辞任を受け、選考が進められてきたブラジル代表新監督が24日決まった。

バンダレイ・ルシェンブルゴ氏、パウロ・アウトゥオーリ氏(鹿島監督)などの候補から選ばれたのは、監督経験のない元ブラジル代表主将ドゥンガ氏。1994年W杯米国大会でブラジルを4度目の優勝に導いた元磐田の闘将が、セレソンを率いることになった。

就任が決まったドゥンガ氏は連盟の公式サイトで「わたしはセレソンに、わたしが選手として持っていた同じものを要求する。それは勝利への欲望、闘う気持ち。勝つためにブラジル代表のカナリアイエローのジャージを着用する以上、それは不可欠な要素だ」と早速ゲキを飛ばした。

ドゥンガ新監督はブラジル代表として長きに渡り活躍したと同時に、国際経験も豊富で、イタリアのピサ、フィオレンティーナ、ペスカーラ、ドイツのシュツットガルト、さらには日本のジュビロ磐田でリーダーとしての資質を発揮してきた。

ドゥンガ新監督のデビュー戦は8月16日のオスロでのノルウェー戦となる見込みだ。

今回の新監督選定について、多くのブラジル人が驚いたことだろう。

ブラジルサッカー連盟(CBF)のリカルド・ティシェイラ会長は、間違いなくベテラン監督を選択するだろうと誰もが思っていた。それほど昨年リベルタドーレス杯と世界クラブ選手権を制した現鹿島アントラーズ監督のアウトゥオーリ氏、さらに元レアル・マドリード監督でサントス監督のルシェンブルゴ氏の名声は高い。彼らに比べれば指導者としての経験のないドゥンガ新監督を選ぶという冒険は考えにくかった。

ティシェイラ会長は、ドゥンガ監督に2010年および2014年のW杯を目指すため、ある意味果断なリストラでブラジル代表を若がえらせる役割をも任せているようだ。会長はドゥンガ新監督就任について自画自賛し「ドゥンガという選択は、代表チームを熱心に献身的に見る監督を必要としているファンの要望を完全に満たすだろう」と語っている。

ティシェイラ会長がドゥンガ改革を後押しする背景となったのは、もちろんこの夏のドイツW杯での敗退が原因だ。

ドゥンガ監督が主将を務めた1994年W杯でも監督だったパレイラ元監督は、ブックメーカーに断トツの優勝候補としてみなされていながらも、ガッカリさせるプレーの連続の末、準々決勝でフランスに0-1と敗退した。これは1998年W杯フランス大会決勝以来の敗戦であり、ブラジルのW杯連勝は11で止まってしまった。

ドゥンガ監督は現役時代にタフなディフェンシブMFとして知られ、1990年W杯イタリア大会で代表デビュー。しかし彼が中盤の底に位置するブラジル代表は、強くともプレー自体ファンタジーに欠け、ブラジル人たちはその代表チームを「ドゥンガ時代」と呼び、幻滅を露わにしていたものだ。

頑強ではあるが上手くはないドゥンガのプレースタイルは、ファンから共感を得ることはなかった。しかしそのディフェンス力、リーダーシップは誰もが認めざるを得ない強烈な個性として光り、1994年灼熱のW杯を制する原動力となった。

いまの代表に欠けているもの、そしてファンが欲しているもの。そのすべてを指導者として代表に植え付けることができる存在、それがドゥンガ監督だ。新監督誕生は驚きのニュースであるとともに、ブラジルにとって悪くない、希望の見えるニュースとなるかもしれない。 (ワールドサッカープラスより)

ビックリしました・・・

監督経験の無いドゥンガがいきなりセレソンの監督とは・・・

でも楽しみすぎます!

どんなサッカーを魅せてくれるのか。やっぱ気持ちというかメンタル面を重視したメンバー選出になるのでしょうか!?

8月のノルウェー戦が楽しみです。


とりあえずアウトゥオリが鹿島に残ってくれて良かった。