こんにちは!動点Pです.

今日の京都は春らしい暖かい気候になりました.今年は3月とは思えない気温の日が続きましたよね.天気も雨のことが多く,かなり寒かったです.

 

後期から続いたゼミが今日で終わりました.一人でよく頑張ったと思います笑.

 

今日はその振り返りをしようと思います.

 

 

 

元々この授業は,非線形数学セミナーというもので,少人数で本を輪読するというものです.それを教員が聞いて何かあったら指摘するというものです.去年は5人で回していたそうですが,今年は僕だけでした笑.

 

毎週発表するため最後までやり切れるか不安でしたね.発表のために毎週6時間くらいは準備をしていたと思います.おそらく数学のゼミだともっと準備時間を掛けるべきですが,内容は数値計算で数学自体の内容はそれほど難しく無かったのでそのくらいの時間で十分な発表ができました.

 

やって良かったと思うことは何点かあります.1つ目は数学の向き合い方が変わったことです.大学数学は内容が抽象的で難しいです.研究をするための前提知識が膨大すぎて,研究を始めることができるのはだいたい博士からです.

 

そうなると難しい事を学ぶという姿勢になってしまって,何のために学んでいるのか分かりにくく頭でっかちになってしまいます.ただ単に証明を繰り返しているだけでは自分のものになりません.

 

しかし,本をたくさん読んでどんどん先取りをする人が偉いみたいな風潮が数学というか,学問全体にありますよね.受験だってそうです.

 

受験ならまだしも純粋数学ではあまり良いことではありません.ただ,twitterなどを見ると,いわゆる数学ができる人はどんどん先取りをしていて,どれだけ勉強しているか自慢みたいなのが横行しています.

 

そういう数学の雰囲気が嫌で,数学自体は嫌いにとまでは行かなくとも,ちょっと遠ざけたいものになっていました.今も若干そうかも知れませんが.

 

ただ今回のゼミで,数学に対する向き合い方が変わって,自由に楽しく勉強できるようになった気がします.まだ遠ざけている節はありますけど,だいぶ完治に近づいています笑.

 

これがいちばんの収穫ですね.

 

 

2つ目は数学の知り合いが増えたことです.ゼミは一人で回していたので同学年には知り合いはできていません.ただ,研究集会などにも参加させてもらって,博士の方や教員の方と知り合いになれました.

 

 

3つ目はプログラミングをできるようになったことです.技術的には初歩の初歩くらいができるようになっただけで,たいそうなことはできません.けれどプログラミングというのは機会がないとできるようにはなりません.最初の壁が高いんですよね笑.

 

fortranというかなり古い言語ではありますが,一度やってみたというのは進歩です.あとは大したことではありませんけど,オリジナルの結果を1つ得たというのも嬉しかったです.

 

 

そんな感じですね.担当の教員が今年で定年退職をしてしまうのでこのゼミはこれで終わってしまいますが,今後も数学を続けようと思います.

 

教授に,「夏休みくらいになって暇になったら偏微分方程式のゼミをやってもいいよ」と言われたのでまたゼミをすることになるかも知れませんが笑.その時までに数学の力をつけておこうと思います笑.

 

 

 

今回のゼミを終えてみて,自分は就職するので本当に良いのかな〜とちょっと思うようになりました.僕が就職すると言い出したのは半分逃げみたいなものです.先言ったような,どれだけ数学できるか自慢みたいな雰囲気が嫌で,そんな中で自分は数学をやり続けることができなくて就職に逃げました.

 

あとは家族が欲しいんですよね.研究の道に進んだら家族ができないなんてことは全然ありません.ただ,修士,博士と進むと社会に出るのは20代後半になります.しかも数学者はポストは少ないです.東大や京大で助教になるには特別な成果が必要です.それが無理なら北大に行ったり,九大にいくことになると思います.

 

あ,北大や九大を悪く言ってるんじゃありませんよ.どこの大学であっても助教として採用されるだけで超優秀です.今は場所の話をしています.

 

 

僕は幸せな家族が何より欲しいです笑.だから転勤がなくて給料の高いアクチュアリーになるのが一番良いと思っていました.

 

それで将来を選ぶのもとても良いことだとは思います.でも自分は本当にそれでいいのか,ちょっと分からなくなってきました.

 

 

まあ,取り敢えずは今年就活をして,純粋数学の勉強も頑張ろうと思います.今年の終わり頃にはどうするか決めないといけません.それまではどちらも視野に入れて頑張っていきます.

 

今日はこのくらいにします!見てくださった方ありがとうございました.