10月9~10日に日比谷公園で開催されていた鉄道フェスティバルの鉄道建設・運輸施設整備支援機構のブースで展示されていた架線の種類。
ヘビーコンパウンドカテナリは一番上の張架線と真ん中の張架線は,V字形のイヤーでつながっているのだけど,省略されているのでわかりにくいですね。
この写真の奥の2本がそうです。
で,実は手前の1本(き電ちょう架線(饋電張架線))もヘビーコンパウンドカテナリでした。
が,管理・保守の効率を向上させるためか,き電ちょう架線に変更されました。
(饋電線は変電所から遠方まで電気を伝える線です。)
トロリ線(パンタグラフが直接あたる線)に電気を供給するための饋(き)電線が張(ちょう)架線を兼ねるためケーブルの本数が節約できます。
ヘビーコンパウンドカテナリの場合,饋電線からトロリ線に電気を流すためにはこんな感じになります。
奥の架線で見ると,饋電線は写真上部にあって,そこから写真中央部で下に枝分かれしている線があります。それが奥に向かい,下に降りて行き,中間の張架線に電気を供給。その左右で中間の張架線からトロリ線に電気を供給しています。
それがき電ちょう架線であればこんなにシンプルに。
トロリ線を支えているのが饋電線なのでそのまま電気を供給する線があるだけ。
なので,別途架線と別に饋電線を用意する必要がなくなります。
上の写真だと架線を支えている鉄製のハンガーの上に電線(これが饋電線)がありますが,不要になったので取り外しているところをパチリ。すでに左側は外されていますね。
ということで,過去は大容量高速路線で多く使われていたヘビーコンパウンドカテナリも姿を消しそうですね。



