(写真=櫻井郁也新作公演7/30〜31:現場リハーサルより)

 

たしかに生きてきた、たしかにいま生きている、

しかし、命というものについて一体何を知っているのだろうか、

という疑問が何歳になっても、ある。

命というものについて真面目に考えようとすればするほど、命というものに接する意識が何とも足りていない気が、年々してくるのである。

半世紀以上生きていて、色んなことをして、色んな国を旅して、色んな人に会って、色んな本も読んで、そして思えば歴史的に大きな出来事に何度も見舞われ、ふと、「知らない」ということそのものを重く実感する。

そんななかで突発したコロナ禍もすでに長くなり、そこに新たな戦争が始まり、さらに先日のテロ、ごく身近な場所にいつ突然の危機が発生してもおかしくない、という、いま、この「いま」のなかで、やはり命について思い考えざるを得ない。

月末の公演に向けて、動き、蠢き、踊ろうとする、踊りなるものへの再接近を、試みている。この「肉体」の奥底を聴き直そうと、する。

どんなふうになるのだろうか、、、。

 

 

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櫻井郁也ダンスソロ

『やがて、、、(タトエバ切ラレタ髪ノ時間ト)』

 

 

 

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