篠田桃紅さんが亡くなったことを知って数日たちましたが、淋しい気持ちが消えません。

書道家というべきなのか、美術家というべきなのでしょうか、、、。

篠田さんの作品は、気力と迫力が満ち溢れ、しっかりと生きている人の存在そのものが感じられます。

向き合っている作品が、こちらを見つめているようにも感じます。

いままで生きた1日1日、一体、何を見てきたのか、何を聴いてきたのか、何をおこなってきたのか。

そのようなことを、問いかけられているようにも感じます。

踊りでも、結局は毎日の練習がそのまま形になるのですが、

篠田さんの作品では、まさにそのことが感じられるのだと思います。

ひとつの線が、ひとつの点が、圧倒的なのです。

107歳で老衰とのことですから、天寿をまっとうされたのですが、

それでも、家から柱が一本消えてしまったような、喪失感が、あります。

尊敬できる、とても大事な方だと思っていたのです。

 

 

 

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