出先で眠れず、思い出したメモ書き(ダンスノート)がありました。

当時のまま正確とはいかないけれど、思い出すままに再記してみました。

 

「夜、深い森の中に入っていくと、身体は動かざるを得ないような感じになる。

たとえ、ある場所に踏みとどまったとしても、非常に敏感に周囲を感じ取ろうとし始める。

それは風景に与えられる情感や感傷に浸るエモーションとは少し違っていて、どちらかといえばサバイブのための能力がふと現れるような感じである。

闇と冷気と深い森の匂いに包まれて、ある種の危機感と同時に、普段にはない敏感さに満たされてゆく感じかもしれない。

生の持続のために、本能的なことかもしれないのだが、その場所の特徴やその場所に存在する何らかの力を読み取ろうとし続けるような感じ方かもしれない。

僕らは、瞬間瞬間に発生する、環境との呼び交しのなかで、ようやく生を許されているのではないかと思うのだが、、、、、、。」

 

たしか、ほぼこんな感じだったのではないかと思います。

かなり前に書いた文章で、過去の公演チラシでも引用したことのあるメモなのですが、昨年から、なぜか、思い出すことが多いのです。この情勢のなかで、それこそ、生の持続のために、ひとりひとりはなにをすれば良いのだろうというようなことを思わざるを得ない日々が続いているからでしょうか。

新作にも関わってくるかもしれないです。

 

 

 

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