もう本日6/2(日)19:00まで。とのことですが、銀座メゾンエルメスのガラス壁がまるごと美術作品になっています。

ビルの外壁に直接に描かれた巨大な絵。あるいは巨大な筆跡というか。写真は先月GWに撮ったものでお昼の表情だが、銀座に出るたび眺めると色んな表情があるなあと思いました。とりわけ、日が暮れてゆくと内部から発光するみたいに見えてきます。湊 茉莉さんの≪Utusuwa≫という作品です。

カラフルなのだけれど派手ということではなく、なぜそう感じるのでしょうか、すこし、はかない感じが僕には感じられてなりませんでした。何か消えゆくものの痕跡のように、、、。

消えゆくもの即ち命あるものの、命あるゆえいつか死するものの、痕跡。ちょっと禅画みたいにも感じられるのでした。

おもえばしかし、当たり前なのかしらん。美術に限らない、僕らの表現というのは何かしらの仕方でのこされる命けずりで、その痕跡が眼や心に焼き付けられるのですから。だから何か芸術を見るというのは、ほんとうは命を呼吸するということに、つながるのだと思います。そう思わせてくれるプロジェクトとも思えました。

5丁目近辺の道路に出たらすぐに見えます。

 

 

 

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