写真は、ちょうど一年前の春に上演した作品『かなたをきく』から。

このあと『白鳥』『絶句スル物質』の二作を踊って、

今週末に上演する『トラ・ラ・ラ』の創作に入っていった。

ソロシリーズは18年目になるが、

いま、いままでと全くちがう重さで、

踊る、ということが急速に切実になってきた感がある。

そして、この一回が、

かつてなく、もう二度とない。

ということを、むしょうに意識するようになった。

いま、

踊りは喜び悲しみに直結する行為だと、切に思う。

喜び悲しみは命の証拠だとも思う。

身体の底からのものを、

つきつめて、するどくして、

舞台に挑みたいと思う。