photo="FAR BEAT"(Sakurai Ikuya 2018)


体の底で、
あらゆる言葉が破裂し、
世界のひびわれと踊る。
イマというこの瓦礫のうえに、
あらゆる沈黙が落下し、
わたくしたちの痛覚と踊る。
すべてをふるえるすべてが、
無いつばさをこそ羽ばたき、
現在にあらがい、
血の記憶をさかのぼり、
かつてない光と、
あたらしい白鳥を待ち望んで、
来るべき未来の物質と踊る。
ただひたすらに踊る。
(text for "SWAN" by Sakurai Ikuya:2018)




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