大切な感動をもらった。そしてキューバ音楽に尊敬を抱いた。
あのブエナビスタソシアルクラブの現在を追ったドキュメンタリー映画のことだ。
過日キーファーの「革命の女たち」についてすこし書いたけれど、こちらもやはり革命にかかわるものだ。
ルーシー・ウォーカーという映画監督のことを僕は何も知らないまま観たが、大変な説得力だと思った。ヴェンダースが撮った名作の続編、という言い方は、ちょっと失礼ではと思えるほどの、特別なセンスの、深い感動がある人間表現だった。
ブエナビスタの音楽がなぜあんなに心にくいこむのか、認識し直した。
歴史を踏み越えた音楽、革命の国を生んだ人々の音楽。
ゲバラとカストロを押した人々の、その根元にある苦しみと怒りと不屈が、明るく美しい音楽の底にドクドクと脈打っているのが、スクリーンから迫ってくる。
痛い、ということが、悲しい、ということが、情けない、愛おしい、くるしい、、、、ということが、生きていれば必ずあるのだけれど、そんなときこそ、溜め息が歌い、肌が踊るのだ、と思った。
身体を本当に揺さぶり生き方を支えてくれる音楽は、何か。
身体が震えるほど心が踊る踊りは、何か。
そこを考えさせられる。
歌わざるをえない歌について、踊らざるをえない踊りについて、考えさせられる。
心について、ということかもしれないと思う。
何度も泣かされた。いつしか、励まされていた。
大切な記録だと思った。
映画
____________________________
NEWS
櫻井郁也ダンスソロ新作公演:『白鳥』9/29.Sat.~30. Sun. 2018
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あのブエナビスタソシアルクラブの現在を追ったドキュメンタリー映画のことだ。
過日キーファーの「革命の女たち」についてすこし書いたけれど、こちらもやはり革命にかかわるものだ。
ルーシー・ウォーカーという映画監督のことを僕は何も知らないまま観たが、大変な説得力だと思った。ヴェンダースが撮った名作の続編、という言い方は、ちょっと失礼ではと思えるほどの、特別なセンスの、深い感動がある人間表現だった。
ブエナビスタの音楽がなぜあんなに心にくいこむのか、認識し直した。
歴史を踏み越えた音楽、革命の国を生んだ人々の音楽。
ゲバラとカストロを押した人々の、その根元にある苦しみと怒りと不屈が、明るく美しい音楽の底にドクドクと脈打っているのが、スクリーンから迫ってくる。
痛い、ということが、悲しい、ということが、情けない、愛おしい、くるしい、、、、ということが、生きていれば必ずあるのだけれど、そんなときこそ、溜め息が歌い、肌が踊るのだ、と思った。
身体を本当に揺さぶり生き方を支えてくれる音楽は、何か。
身体が震えるほど心が踊る踊りは、何か。
そこを考えさせられる。
歌わざるをえない歌について、踊らざるをえない踊りについて、考えさせられる。
心について、ということかもしれないと思う。
何度も泣かされた。いつしか、励まされていた。
大切な記録だと思った。
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