きょうは朝早くて、寒い寒いと歩いていたら、路上が銀杏の落葉でいっぱいになっているところがあり、はっとしました。
冬の朝らしい鋭い陽射しが注ぐと、黄色い葉たちは眩しいほどにキラキラと反射して、地面が光っているようでした。
そのなかを急いで歩いてゆく人たちが何人もあり、なぜとはなく、背中をじっと見つめてしまいました。
顔よりも背中のほうで、人はいろいろな表情をしてしまうのかもしれないなぁとも思いました。
光っている地面をサクサクと踏んで、白い息をして、どこまでも歩いて行くようにも感じました。
そこにまた一枚また一枚と黄色い葉はひらひらと、いえ、キラキラと、落ち葉になってゆくのでした。
ほんの少しのときでしたが、さまざまなコントラストが鮮明で、ちょっときれいな風景に感じました。