

光の受けた苦しみや痛みが、色彩になって、この世をいろどる。
というのは、ゲーテだっただろうか誰だっただろうか、
うろ憶えだけれど、ときどき、胸をよぎる。
そして、苦しみとか痛みということの内部からは、
その反対側への道という明るみが矢張り予感され開けてゆくのだろうなあ、
などということも思うのは、花の色にふと目が覚めるときだ。
花ならずとも、草の葉も樹の根も幹も、なにか自然の感情が生き物として、
闇からこの世に溢れてきたように思えることもある。
レッスンステージ
7月29〜30(土・日)新作公演